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ブラジル人オクタゴンガールがアナウンスされる

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現地時間1月18日にサンパウロのイビラプエラ・アリーナで初開催されるUFC on FX7のために行われた公開計量で、UFC史上初めてとなるブラジル人オクタゴンガールがお目見えした。二人の美の化身は翌11月19日に開催される同大会でオクタゴンガールとしてデビューする。

公開計量には二人のホットなブラジル人オクタゴンガール、カミラ・オリヴェイラ(黄色いトップ)とエリーニ・フランゾワ(青いトップ)が登場した。

「2013年初と成るブラジル大会で、最初のブラジル人オクタゴンガールを紹介できるのを喜ばしく思っています。」ブラジルでのUFC代表を務めるグレイス・トゥリーニョは語った。「明日はブラジルのファンの皆さんだけでなく、世界中からいらっ者他ファンの皆さんが我々を代表する彼女達に会うことが出来るのです。」

本年初のブラジル大会で行われる11試合を二人のブラジル人女性が彩ることになる。5ラウンドで行われる大会のメインイベントではマイケル・ビスピンがヴィトー・ベウフォートと対戦し、この一戦はミドル級の将来を決定付ける一戦となるだろう。

この晩のセミ・メインイベントではTUFブラジルのファイナリスト、ミドル級のダニエル・サラフィアンが公式にオクタゴン・デビューを行うことになる。またライト級のチアゴ・タヴァレス、ヘビー級のガブリエル・ゴンザガ、この二人のブラジリアン・ファイターはメインカードでそれぞれカビブ・ヌルマゴメドフ、ベン・ロズウェルと対戦する。

プレリミナリー・ファイト:
ゴドフレイド・ペペイ vs ミルトン・ヴィエイラ
ロニー・マルケス vs アンドリュー・クレイグ 
ディエゴ・ヌネス vs ニック・レンツ
エジソン・バルボーザ vs ルーカス “ミネイロ” マルチンス
ユーリ・アルカンタ vs ペドロ・ノーブリ 
ワグネル カルデラオン プラド vs イルデマール・アルカンタラ 
フランシスコ・トライナルド vs C.J. キース 
 

Official UFC 157 公式計量結果

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UFC女子バンタム級王者、ロンダ・ラウジーリズ・カムーシェのタイトルマッチをメインイベントに、そしてライトヘビー級の一戦、ダン・ヘンダーソンリョート・マチダも行われるUFC 157はカリフォルニア州アナハイムのホンダセンターで開催され、その模様は日本時間日曜日正午からペイパービュー・ライブで中継される。また日本時間午前10時からはFXによる4試合のプレリミナリー・ファイトの中継が行われ、さらにUFC on Facebookが“いいね”なファンのために日本時間午前8時35分から3試合のプレリミナリー・ファイトのライブ・ストリーミング中継も行われる。

メインイベント – UFC 女子バンタム級タイトルマッチ
リズ・カムーシェ (133.6) VS ロンダ・ラウジー (134.6)

ペイパービュー・メインカード
ダン・ヘンダーソン (205) VS リョート・マチダ (202)
アイヴァン・メンジヴァー (135.6) VS ユライア・フェイバー (136)
ジョシュ・ニアー (171) VS コート・マクギー (170)
ロビー・ロウラー (171) VS ジョシュ・コスチェック (171)

FX ファイト
レイヴァー・ジョンソン (255) VS ブレンダン・シャウブ (243)
アントン・クイヴァネン (156) VS マイケル・キエーザ (156.2)
マット・グライス (145) VS デニス・ベルムデス (145)
カーロス・フォドール (155) VS サム・スタウト (155)

オンライン・ファイト
ブロック・ジャーディン (170) VS ケニー・ロバートソン (170)
ネイル・マグニー (171) VS ジョン・マンリー (171)
ナーション・バレル (175.8*) VS ユーリ・ヴィルフォート (170)

*バレルは計量オーバーにより罰金を科せられる - 試合は予定通り行われる。

UFC 157 メインカード結果: ロンダ、歴史を作る

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現地時間土曜日の夜にアナハイムのホンダセンターで、史上初めて女性ファイターのオクタゴンでの試合が行われた。試合はかつてStrikeforceで活躍したロンダ・ラウジーがリズ・カムーシェを相手に保持するバンタム級のベルトの防衛に成功。UFCはその歴史的な大きな一歩を祝福した。満員の観客と、主要メディアの注目を集めたこの一戦の結末では、拮抗したスタートから始まったものの、これまでのラウジーの試合と同じく、彼女が何故世界最高のファイターなのか、その理由を彼女にとって最大の舞台で世界中に見せ付けることになった。


ロンダ・ラウジー vs. リズ・カムーシェ

この日まで、ロンダ・ラウジーのアマチュアMMAの3試合、そしてプロMMAの6試合は全て同じ経過を辿っていた。すなわち、五輪メダリストのラウジーが相手との距離を一気に詰めて相手をマットに投げつけ、必殺の腕十字を極めるというものだ。今までラウジー相手に一分以上戦うことができたのは、ミーシャ・テイトはただ一人である。

この日のメインイベントにおいて、元米海兵隊員にして屈強なファイターであるリズ・カムーシェは、上記のラウジーの必勝パターンが繰り返されることを許さなかった。それでも、最後に王座防衛を果たしたのはラウジーであった。1ラウンド4分49秒、またしても腕十字による一本で決着が付いたのだ。

試合開始後、カムーシェは突進してきたラウジーのテイクダウンを打撃を織り交ぜて巧みに防いでみせた。それでも強引に試合をグラウンドに持ち込むラウジー。対するカムーシェは、レスリングを駆使して立ち上がるとともにラウジーのバックを奪取!立った状態のラウジーに対して両足フックを絡めたカムーシェは、チョーク狙いから強烈なネッククランクに移行、ラウジーをあわやの場面まで追い込んだ。しかし、耐えたラウジーはカムーシェを前に落として脱出!アップキックを見せるカムーシェだが立ち上がることはできない。ここから試合は再びラウジーのペースになったのだ。

上からパウンドを繰り出したラウジーはそのまま袈裟固めの体勢に移行、カムーシェの頭を右腕で固定し、左腕でパンチを繰り出してゆく。必死で暴れて逃れようとするカムーシェだが、ラウジーはその動きを利用して必殺の腕十字の体勢に!両腕を交差して巧みに守るカムーシェ。しかしやがてラウジーは両腕をこじ入れると上体を後ろに反らせてカムーシェの腕を伸ばし、見事に腕十字を極めてみせた。

これで7勝0敗となったラウジーは、UFCのオクタゴンではじめて勝利を得た女性という名誉も手にすることとなった。カムーシェは7勝3敗、その敗戦は全てストライクフォースとUFCにおけるものだ。しかしカムーシェもこの日また、UFCの歴史に名を刻むこととなった。

ジョー・ローガンによる試合後インタビューを受けたラウジーは、女子選手たちに二つの重要なメッセージを送った。一つは、どのようなメディア報道も彼女の連勝街道を止めることはできないということ。もう一つは、「次の試合は、もうちょっと大きいブラジャーが必要ね」という言葉。これは試合中カムーシェともみ合う中、コスチュームが何度かずれたことを指して言ったものだ。

リョート・マチダ vs. ダン・ヘンダーソン
一人はUFCにおいて、もう一人はストライクフォースとプライドにおいて頂点に立った二人の元王者の激突。 一人は空手の達人、もう一人はオリンピック級レスラーという、まったく異なったバックグラウンドを持つ二人のKOアーティストの戦い。リョート・“ザ・ドラゴン”・マチダ対ダン・ヘンダーソンの対決は、歴史に刻まれる大激闘となるためのお膳立てが全て揃っていた。しかし、生まれたのは極めて地味な展開に終始し、終了後は多くの観客がいったいどちらが何をしたのかを議論するような試合であった。結果は、巧みなフットワークを駆使したマチダが2-1の判定で勝利した。

試合開始後、腕を振りかぶる“ヘンド”ことヘンダーソンと、空手スタイルのフットワークで距離を取るマチダ。ラウンドを通して、二人はこの戦い方を変えることがなかった。ヘンダーソンがパンチを振り回すたびに、マチダは下がってかわすのだ。パンチよりもむしろ蹴りを多く交換し合った両者。ヘンダーソンはローを、そしてマチダはミドルを入れてみせた。ラウンド終盤、ヘンダーソンが金網中央でテイクダウンを狙いに組みに行くと、なんと逆にテイクダウンを奪ったのはマチダ!そこからパウンドを入れて優位な体勢でラウンドを終わらせてみせた。

同様の展開は2ラウンドも続く。追うヘンドと、避けるマチダ。マチダは数発のパンチ、二発の膝、そしてハイとスピニングバックキックを一発ずつカウンターで当ててみせた。対してヘンドが当てた攻撃のほとんどはローキック。やがて苛立ったヘンドは、マチダを金網の端から端まで追いまわし必殺の右を振り回す。しかしマチダはそのほぼ全てを、ほとんど笑いながらかわしてみせるのだった。

変わらぬ展開のまま3ラウンドに突入した両者。ミドルを食らいながら空砲を打ち続けたヘンドは、90秒経過地点でとうとう試合をグラウンドに持ち込むことに成功。しかしマチダは強力なガードを駆使してヘンダーソンに有効な攻撃を許さない。やがて立ち上がったマチダはローキックを当て、ニック・ディアズを思わせるような挑発的な素振りまでしてみせた。

判定は2-1(29-28、28-29、29-28)で、大きなブーイングを浴びたマチダに。この勝利でマチダは19勝3敗となり、UFC159におけるジョン・ジョーンズ対チェール・ソネンの勝者に挑戦することが濃厚となった。ヘンダーソンの方は29勝9敗となった。

マチダの 勝利者インタビュー を見てみよう。

ユライア・フェイバー vs. アイヴァン・メンジヴァー
地元ファンの大声援を背に、カリフォルニア・キッドことユライア・フェイバーがカナダのアイヴァン・メンジヴァーから見事に一本勝ちを収めた。この日のメインカードにおいて、2試合目の1ラウンド決着であった。

試合開始早々、見事な投げでフェイバーを舞わせたメンジヴァー。しかしフェイバーはグラウンドで返して逆にサイドポジションを奪取。やがてインサイドガードに入ったフェイバーは、メンジヴァーの関節技狙いを防ぎつつ強烈な肘を打ち下ろしてゆく。エビの動きで逃れようとするメンジヴァーに対してバックを狙うフェイバー。立ち上がったメンジヴァーに横向きで飛び乗ったフェイバーは、そのまま足をスイングして両足フックを入れてバックを奪うことに成功!この悪ロバディックな動きに大観衆が熱狂する中、フェイバーは立っているメンジヴァーにチョークを極めて、4分31秒一本勝ちを飾った。

元WEC王者フェイバーの戦績はこれで27勝6敗に。敗戦の全てはUFCあるいはWECのタイトル戦によるものだ。メンジヴァーの方はこれで25勝10敗となった。「ハードコアなファンならメンジヴァーを世界レヴェルの強豪と知っている。そんな相手に勝てて良かったよ」とフェイバーは語った。「僕はまだUFC王者になれると信じてる。今日の試合は、未来にそれが実現することを証明できたと思うよ。」

コート・マクギー vs. ジョシュ・ニアー
ミドル級でも常に強豪として存在感を示してきた “ザ・クラッシャー”ことコート・マクギー。この日のウェルター級デビュー戦においては、いつものようなグラインダー・タイプというより、キラーと呼ぶに相応しい戦いを見せた。常に攻め続けたマクギーは、“歯科医”ことジョシュ・ニアー相手に判定勝利を飾った。

試合は、二人の有能なストライカーによるボクシング対決で幕を開けた。手数の多いマクギーに対して、前に出てゆくニアー。ニアーは強いカウンターを当ててゆくが、マクギーは決して手数を減らさずニアーを追い詰めてゆく。ラウンド終了近くにはマクギーのボディが痛烈にヒット。さらに追い打ちをかけると倒れ込むニアー。しかしそこでマクギーはサブミッションを極めきれずにラウンドが終了した。

2ラウンド、さらにニアーを追い込んで行くマクギーは、ローやミドルでダメージを与えてさらにパンチでダウンを奪う。さらに打撃で攻め込むマクギーだが、ニアーはそこから復活。逆にコンビネーションで攻撃に転じる場面もみせた。

どちらに転ぶか分からなくなった3ラウンド。ニアーが前に出てゆくと、戦術変更したマクギーはケージ際にニアーを押し込んでテイクダウン。ニアーの下からの攻撃の前にあまり有効打を当てられないマクギーだが、鉄槌と肘の連打で優位なままラウンドを終わらせてみせた。

「170パウンドで調子が良かったよ」と、ウェルター級デビューを飾ったマクギーは語った。「この階級で僕はより強く、速く、スタミナもある。ファイトメトリックからは、この日の僕は有効打の数においてウェルター級試合の記録を塗り替えたと言われたよ。いい気分だ。」判定は全員30-27。これでマクギーは14勝3敗に。ニアーは33勝13敗1分けとなった。

ジョシュ・コスチェック vs. ロビー・ロウラー

9ヶ月間の休養を経て戻って来たジョシュ・コスチェックは、9年ぶりにUFCに(そしてウェルター級に)戻って来た“ルースレス”・ロビー・ロウラーと対戦した。レスリング対打撃となったこの試合は、ロビー・ロウラーの打撃に凱歌が上がった。

最初の2分間で二度のテイクダウンを奪ったのはコスチェック。さらにロウラーをケージに押し込んでテイクダウンを狙う。コスチェックが低い体勢に入ると、それをがぶって潰したロウラーは、あたかもギロチンを狙うような体勢に。しかしここで片手でコスチェックの頭を押さえつけたロウラーは、強烈なパンチの連打に!何発ももらったコスチェックが仰向けになるとレフェリーのハーブ・ディーンが試合を止めた。3分57秒のことだった。

悪名高いコスチェックに勝って大歓声を浴びたロウラーはこれで20勝9敗(1ノーコンテスト)に。コスチェックの方は19勝7敗となった。「レフェリーのストップは正しかったよ」とロウラーは語った。「思い切りパンチをぶち込んだからね。奴はパンチを受けるだけで何もできなくなってたよ。」

ロウラーの試合後インタビューはこちら


UFC 157 プレリミナリー・ファイト結果:ベルムデスは試合に勝ち、グライスはファンを勝ち取る。

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歴史的なイベントとなったこの日のホンダセンターのファンを興奮の坩堝に叩き込んだのは、デニス・ベルムデス対マット・グライスのフェザー級戦における大死闘であった。

ブレンダン・シャウブ vs. レイヴァー・ジョンソン

この日、ヘビー級戦士レイヴァー・ジョンソンは生涯初の判定決着を経験した。残念ながらそれは、ブレンダン・シャウブに終始抑え込まれてフルマークの判定負けであった。

1ラウンド、すぐにグラウンドに持ち込んだシュワブは変形アナコンダ・チョークの体勢に。しかジョンソンは開いている片手でシュワブを殴り付けて抵抗し、とうとう脱出に成功!スタンドに戻ってから逆にテイクダウンを奪ったジョンソンだが、シュワブは下からの足関節からのスイープで上を取り返し、優位にラウンドを終了した。

2ラウンドと3ラウンド、やはりテイクダウンで上を取って試合を支配したのはシュワブ。ハーフガードまで持ち込んで優位な体勢を維持したが、観客は不満の声を上げていた。

シュワブはこれで10勝3敗に。ジョンソンは17勝7敗となった。

マイケル・キエーザ vs. アントン・クイヴァネン
TUF 15優勝者のマイケル・キエーザが、フィンランドのアントン・クイヴァネンから2ラウンド、チョークで見事に勝利した。

様子見からはじまった1ラウンド。キエーザは得意のグラウンドに持ち込もうとするが、クイヴァネンは巧みに立ち上がり、キエーザの寝技での攻撃を許さなかった。

2ラウンドもテイクダウンに苦労したキエーザだが、ついにスタンドでクイヴァネンのバックに回ることに成功!そこからグラウンドに持ち込んで2分29秒、チョークを極めて一本勝ち。

これでキエーザは無敗記録を更新。戦績は9戦全勝となった。対するクイヴァネンは17勝6敗に。「最初のラウンドでKOされなければ、僕が勝てると分かっていたよ。僕の必殺技はバック取りだからね」とキエーザは語った。

キエーザの試合後インタビューはこちら。

デニス・ベルムデス vs. マット・グライス
MMAの魅力が全て凝縮されたような大激闘の末、TUF14準優勝者のデニス・ベルムデスが2-1の僅差の判定でマット・グライスに勝利した。

1ラウンド、オクラホマ大学レスリング部出身のグライスがテイクダウンに行くがが、ベルムデスはそれを切り返してマウントに!ここからベルムデスは強烈パンチの雨を降らせて勝負あったかに見えたが、ここを脱出したグライスはスタンドで大逆襲に!左フックをヒットしてベルムデスからダウンを奪うなど、一挙に盛り返してみせた。

2ラウンドも激しい攻防が続く。前半はグライスの打撃が、そして後半はベルムデスが打ち返してファンを沸かせて魅せた。

そしてUFC史上に残るような大激闘となった3ラウンド。ベルムデスが強烈なアッパーでグライスを沈める。さらに上から強烈なパンチの雨を降らせるベルムデス!しかしグライスがこれを耐え抜いて、両者がスタンドに戻る。さらに強いパンチを何度も当ててグライスをふらつかせるベルムデス。しかしグライスは不屈の闘志で打ち返してゆく。死力を尽くして強烈なパンチを打ち合う両者に、観客は大熱狂。凄まじい威力の打撃を何度もヒットさせるベルムデス、絶対絶命の状況から絶対に諦めずに反撃を試みてパンチを振り回すグライスの大死闘が繰り広げられたまま、試合終了した。

判定は2-1(29-28、28-29、29-28)でベルムデス。勝者はこれで11勝3敗に。グライスの方は15勝3敗となった。「とんでもない試合だったよ」とベルムデスは語った。「もう諦めてしまおうと思うことが何度もあったけど、そんな自分との戦いに勝って戦いに戻って来れたんだ。僕は彼に大ダメージを与えたはずだけど、彼はまるで何も無かったかのようにフックを降り回し続けて来た。なんてクレイジーな奴だ。まったく戦えて光栄だ。」敗者のグライスもまた、相手への敬意を表してみせた。「この試合を終えて、人間としてもファイターとしても、デニスを大いにリスペクトするようになったよ。僕には神から授かったタフネスがあるけど、神は同じ者をデニスにもお与えになったようだ。」

ベルムデスの試合顔インタビューはこちら。

サム・スタウト vs. カーロス・フォドール
二人の強打者によるライト級戦は、サム・スタウトがカーロス・フォドールから2-1で判定勝ちを収めた。

1ラウンド、前に出てくるフォドールに対して、スタウトは意外にもテイクダウンとグラウンドで対抗。足を掛けて上の体勢を奪ったスタウトが、カードからハーフまでポジションを進め、さらに上からエルボーを当て、何とそこから腕十字の体勢に行ったところでラウンド終了した。

続く2,3ラウンドは、打撃、レスリング、寝技において互角の展開が繰り広げられた。お互い全てを出し尽くした総力戦が延々と続いた。打撃で優位に立ったのは、コンビネーションを駆使してより多くの有効打を当てたスタウトの方だった。

試合終了後、両選手ともに勝利を確信していたことが判明した。「勝ったと思うけど、僅差だったよね」とスタウトは語った。「僕は10年以上も柔術の練習をしているのにそれを見せたことがないから、今日は是非僕がトータルMMAファイターであることを見せたかったんだ。」スタウトはこれで20勝8敗1分に。フォドールは7勝3敗となった。

ケニー・ロバートソン vs. ブロック・ジャーディン
ケニー・ロバートソンはこの日、新しいサブミッションでブロック・ジャーディンから1ラウンド一本勝ちを奪ってみせた。

試合開始後、まずサブミッションを極めかけたのはジャーディンの方だった。ギロチンを仕掛けるもロバートソンは脱出。ここからパスしやがてバックを奪ったロバートソンはチョークを狙う。やや乗り過ぎ、前に落とされるかに見えたロバートソンだが、この体勢からジャーディンの足を捕まえると、そのまま伸ばしゆく変形の足関節へ。ハムストリング筋を伸ばされたジャーディンは2分57秒、たまらずタップアウト!

「チャンスがあったら極めないとね」とロバートソンは言った。彼は以前に同じ動きでパートナーをハムストリング筋断裂に追い込んだことがあるという。「チャンスがあったから、彼の足を捉えて伸ばしたんだ。口頭でタップしたよ。」これでロバートソンは12勝2敗に。ジャーディンの方はこれで9勝3敗となった。

ロバートソンの試合後インタビューはこちら。

ジョン・マンリー vs. ネイル・マグニー
TUF16準決勝進出二人のUFC デビュー対決は、テイクダウンディフェンスと打撃を有効に使ったマグニーの勝利に終わった。

1ラウンド、マンリーがテイクダウンを狙ってゆくも、マグニーはなかなか許さない。なんとか尻餅を付かせてもマグニーはすぐに立ち上がる。そして離れてはマグニーはストレートを当ててポイントを取っていった。

2ラウンド、3ラウンドと積極的にプレッシャーをかけてゆくマンリーだが、マグニーは逆にテイクダウンを奪う。上の体勢を取っての打撃を何度も入れたマグニーが優位に進めるなか、試合は終了した。

「UFC初登場で緊張するというのは本当だったよ」とマグニーは語った。「チームメイトにも、緊張するぞと言われたんだけど、これは準備のしようがないからね。でもパンチが当たり始めたら平気だったよ。相手は僕をフェンスに押し付けて来たけど、打撃を当て続けて勝つことができた。」これでマグニーは8勝2敗に。マンリーは7勝3敗となった。

ナーション・バレル vs. ユーリ・ビルフォート

元ミドル級のナーション・バレルは、ウェルター級デビューとなるはずだったこの試合で5パウンドの体重オーバー。しかしユーリ・ヴィルフォートを好勝負の末に破ってUFC初登場を白星で飾った。

試合を寝技に持ち込みたいヴィルフォートは、試合開始早々テイクダウンに成功。一気にチョークで決着を付けにかかるが、バレルがうまく守って脱出。スタンドに戻ってバレルの強烈なパンチが炸裂。崩れるヴィルフォートを追撃するバレルだが、ヴィルフォートもこのピンチを見事に脱出。逆に足関節を仕掛けるものの、バレルはこれを逃れる。白熱の1ラウンドが終了した。

2ラウンドは一転してスタンドの展開が延々と続くことになった。強烈な右を二発当てたバレルが攻勢に出るが、ヴィルフォートもハイキックから接近戦の打ち合いでパンチを入れて反撃。しかしバレルは再びパンチのコンビネーションでペースを取り戻していった。

3ラウンドにダブルレッグを成功させたヴィルフォート。しかしバレルは体勢を入れ替えてすぐに立ち上がる。再びテイクダウンを取ったヴィルフォートは今度は足関節へ。取りかけたがバレルは強烈なパンチの連打を浴びせて反撃。それでも足にこだわるヴィルフォートは無数の強烈なパンチを被弾し、その顔面は血まみれに。やがて足関節から脱出したバレルは上から攻撃。スタンドに戻っても攻勢のまま試合を終えた。

判定は一人が30-27、二人が29-28で全員バレルを支持。これでバレルは9勝2敗に。敗れた弱冠21才のヴィルフォートは6勝2敗となった。「直前のオファーを受けたので減量を失敗してしまったよ。でも、何があろうと勝とうと決意していたんだ」とバレルは言った。「二回ほどサブミッションを極められかけたけど、負けるつもりは毛頭なかった。必死で戦ったよ。」

UFC 157 試合後記者会見概要

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UFC® 157の試合後記者会見にはUFCプレジデントのデイナ・ホワイトとロンダ・ラウジーリズ・カムーシェダン・ヘンダーソンユライア・フェイバーリョート・マチダコート・マクギーロビー・ロウラーマット・グライス、そしてデニス・ベルムデスが出席した。

早くもファイト・オブ・ザ・イヤー候補に挙がるような激闘を展開したベルムデスとグライスがファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得した。両者は互いに相手を何度もフィニッシュ寸前まで追い込むホンモノの一進一退の死闘を展開。試合はスプリット判定でジャッジ2名の評価を獲得したベルムデスが勝利した。

ほとんど10年ぶりにオクタゴンに登場し、1ラウンドでジョシュ・コスチェックをTKOに追い込んだロビー・ロウラーがノックアウト・オブ・ザ・ナイトを獲得した。コスチェックは序盤にロウラーをテイクダウンしたものの、立ち上がることに成功したロウラーは相手を金網に押し込みパンチの雨を降らせ、レフリーストップを呼び込んだ。

プレリミナリー・ファイトに登場し、ブロック・ジャーディンからタップを奪ったケニー・ロバートソンがサブミッション・オブ・ザ・ナイトを獲得した。ジャーディンのバックを奪ったロバートソンは膝十字をロック。1ラウンド中盤にジャーディンからタップを奪ってみせた。

ボーナスを獲得したファイターにはそれぞれ5万ドルが支給された。

HALEO、UFC Japan大会の公式ニュートリション・サプリメント提供ブランドに!

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HALEO、UFC Japan大会の公式ニュートリション・サプリメント提供ブランドに!



2013年2月26日東京、日本-本日、HALEOブランドを展開するボディプラス・インターナショナルと世界最高のミクスト・マーシャル・アーツ(MMA)運営組織であるジ・アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ(UFC®)はHaleoが“日本国内でのUFC公式ニュートリション・サプリメント提供ブランド”となったことを発表した。

この新たなパートナーシップを通じてHALEOは世界中のUFCファイターと3月3日にさいたまスーパーアリーナで開催されるUFC Japan 2013(UFC on Fuel 8)大会をスポンサーすることになり、また将来のファンやメディア関連活動をUFCと提携して展開することになる。

HALEO(www.haleo.jp)は多くの日本のトップMMAアスリート達にとって突出したサプリメントの提供者だ。UFC Japan 2013では、ヘクター・ロンバート、廣田瑞人 、福田力、水垣偉弥、そして徳留一樹がHALEO Top Teamを代表して闘うことになる。

「HALEOが日本でのUFCの公式サプリメント・プロバイダーになったことを皆様にお知らせできることに私は非常にエキサイトしています。」ボディプラスの最高経営責任者、デイヴィッド・ハルトンは語った。「ボディプラスは日本を訪れる私どもの業界のブランドの中でも常に最高のクオリティのブランドとの提携を行ってまいりました。そしてUFCこそがミクスト・マーシャル・アーツ分野で私どもが提携を行うブランドなのです。日本のMMAの選手達は常に最も厳しいトレーニングを積むアスリート達であり、日本初のUFC王者の誕生を手助けすることは私どもの目標の一つであります。私どもはUFCとの提携とマーシャルアーツ、フィットネス、そしてニュートリションを通じて人生を豊かにし、UFCとともに成長することを誇りに思っています。」

UFCは世界中の巨大なアリーナやスタジアムでチケットを完売する-昨年の本日に開催され、2万人の情熱的な観客を集めたUFC Japan大会も含む-アクションに溢れる見逃すことの出来ないイベントとして広く認識されています。「ボディプラス社と、このように質の高いHALEOというブランドとともに、UFCとMMAというスポーツを日本でより発展させるために働けることを喜ばしく思います。」UFCアジア・マネージング・ディレクター、マーク・フィッシャーは語った。

ボディプラス・インターナショナルについて
2001年にデイヴィッド・ハルトンにより設立されたボディプラス・インターナショナルはその高品質なブランドであるHALEO(www.bulksports.com)を有する先駆的な日本のスポーツ・サプリメント製造カンパニーです。日本の仙台に本拠を置くボディプラス・インターナショナル社は日本のプロ野球チーム(仙台楽天イーグルス)、BJリーグ・バスケットボール・チーム(仙台89ers)、そしてその練習場(Haleo Dome)、女子プロレス・チーム(仙台ガールズ)を含む数多くのプロフェッショナル・アスリート達をサポートしています。ボディプラスの本社は宮城県仙台市にあり、そしてその旗艦店は東京の代官山にあります。

Ultimate Fighting Championship®について
世界のトップファイターが集うハイレベルな戦いで、世界各地の巨大アリーナやスタジアムを満員札止めにしてきたことで世界的に有名なUFC®は、世界トップの総合格闘技(MMA)団体です。所有・運営はZuffa, LLC。ラスベガス本社と、ロンドン・トロント・北京の現地オフィスから、UFCは年間30大会以上を開催し、世界最大のペイ・パー・ビューイベントプロバイダーとなっています。2012年、UFCはFOX Sports Media Group と画期的な7年間の放送契約を締結、一気にメインストリームの座にのぼりました。この契約により、FOXネットワークでの年間4回の大会生中継、FOX傘下のFXおよびFUEL TVでの大会中継と長時間の番組放映を行うこととなりました。もちろん、テレビ史上最長寿のスポーツリアリティショー、The Ultimate Fighter®もFXで放送されます。

オクタゴンガール”に手島優さんが決定

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総合格闘技の大会Ultimate Fighting Championship(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ、略称UFC)を運営するZuffa, LLC(ズッファ社/CEO ロレンツォ・ファティータ)は、UFCのラウンドガールこと、“オクタゴンガール”にタレントの手島優さんが決定いたしました。オクタゴンガールは世界的にも非常に人気があり、各国ではスーパーモデルなど多数起用しております。手島さんは、32日(土)の公開計量及び33日の「UFC JAPAN 2013にオクタゴンガールとして登場いたします。

また、32()に実施する公開計量前のUFC選手による、Q&Aセッションでは秋山成勲選手と日沖発選手の参加が決定いたしました。その他「UFC JAPAN 2013」の最新情報や、ファンクラブ会員向けのイベント、プレゼントなど、詳しくはwebサイト(http://www.ufcfanclub.jp/)をご参照下さいませ。

敬具


【公開計量】

日 時 : 201332() 13:00

場所 : さいたまスーパーアリーナ (埼玉県さいたま市中央区新都心8番地)

スケジュール : 10:0012:00 チャック・リデル選手、グローバー・テイシェイラ選手サイン会

どなたでもご参加いただけます

12:0013:00 UFC選手Q& Aセッション(秋山成勲選手参加予定)

ファンクラブメンバー様優先でご案内いたします

13:0013:45 公開計量


UFC JAPAN 2013 大会】

日 時 : 201333() 第一試合9:45~ 

場 所 : さいたまスーパーアリーナ (埼玉県さいたま市中央区新都心8番地)

スケジュール : 9:00~ 開場

9:45~ 第1試合開始

12:00~ メインカード試合開始


UFC JAPAN 2013」直前記者会見・公開練習」及び「UFC JAPAN 2013 大会」取材申請の受付は終了しております。


Official UFC on FUEL TV 8 公式計量結果

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メインイベントではヴァンダレイ・シウバブライアン・スタンのライトヘビー級の一戦、そしてヘビー級のステファン・ストルーブマーク・ハントも行われるUFC on FUEL TV 8は日本時間3月3日日曜日正午から埼玉スーパーアリーナで開催。その模様はFUEL TV、WOWOWでライブで中継される。UFC on Facebookが“いいね”なファンのために午前9時からはプレリミナリー・バウトのオンラインストリーミング中継も行われる。

メインイベント
ブライアン・スタン (206) VS ヴァンダレイ・シウバ (204)

FUEL TV メインカード
ステファン・ストルーブ (260) VS マーク・ハント (266)
ディエゴ・サンチェス (158*) VS 五味隆典 (156)
ヘクター・ロンバード (186) VS 岡見勇信 (185)
ハニ・ヤヒーラ (146) VS 廣田瑞人 (146)
シアー・バハドゥルザダ (171) VS キム・ドンヒョン (171)

オンライン・ファイト
ブラッド・タヴァレス (185) VS 福田力 (186)
ブライアン・キャラウェイ (135) VS 水垣偉弥 (136)
徳留一樹 (155) VS クリスチアーノ・マルセロ (156)
カン・ギュンホ (135) VS アレックス・キャセレス (136)
ヒョン・ギュリム (171) VS マルセロ・ギラマエス (171)

*ディエゴは契約体重156ポンドをオーバーしたため、ファイトマネーの20%が罰金として没収される。

UFC Japan よりオクタゴン・ガールに関するお詫びとお知らせ

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UFCより、オクタゴンガールに関するお知らせです。
当初、「UFC JAPAN 2013」オクタゴンガールとして発表していた手島優さんですが、UFCのオフィシャルな契約手続きが間に合わなかったため、大変残念ではございますが、今回の出演は見送りとさせて頂きましたことをご報告させて頂きます。 本件に関して、手島優さん側には一切の非がないことを、明らかにさせて頂きます。
楽しみにして頂いていた、手島優さんと手島さんのファンの皆様、大変申し訳ございません。

ジ・アックス・マーダラー(斧の殺し屋)永遠にーシウバ、スタンをKO!:UFC Japan 2013 / UFC on FUEL TV 8 メインカード結果

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この日、PRIDEの元王者ヴァンダレイ・シウバは、まるで伝説の英雄の如くさいたまスーパーアリーナに帰還を遂げた。2006年以来の日本での試合で、ジ・アックス・マーダラー(斧の殺し屋)はブライアン・スタン と大死闘を展開した上、2ラウンドKO勝ちしたのだ。

試合後シウバは日本のファンの前で「君たちのために戦うことができて最高だ」とアピールした。彼の日本での戦績はこれで23勝4敗1分1ノーコンテストとなった。

「ずっとヴァンダレイの大ファンだったんだ。彼を見て自分もこのスポーツをやろうと思ったんだよ。彼の対戦相手の一人として名を連ねることができて、とても光栄だ」と礼儀正しきスタンは言った。「この敗戦に心は傷ついているけど、僕は彼と戦えたことを誇りに思うよ。」

試合に火が付くのに要した時間は僅か30秒ほどだった。先制したのはシウバの方。激しいパンチを打ち合いの中、米国海兵隊出身のスタンをマットに膝を付かせ、その鼻をカットしてみせた。しかし続く打ち合いで優位に立ったのはスタン。逆にシウバをパンチでマットに這わせたのだ。やがて一瞬離れた両者だが、観客がほんの一息ついたと思いきや、再び凄まじい打ち合いを展開! 途中スタンによる偶然の急所蹴りがあったが、両者の勢いは止まらない。決着を付けようと渾身の力を込めてパンチを繰り出す二人。終盤の打ち合いでスタンは一度、シウバは二度のフラッシュダウンを喫した。両者はやがてグラウンドにもつれ込み、そのままラウンドが終了。

2ラウンド開始時、熱狂する観衆に笑って手を振ったスタンは、ブラジルの英雄シウバを追いまわす。シウバは狙いを定めてパンチを放つがヒットしない。やがてローを再び急所に当ててしまい警告を受けたスタンだが、決して諦めずにシウバの前足を狙ってゆく。辛抱強く戦ったシウバは、残り一分足らずとなったところで右—左のコンビネーションを強烈にヒット! スタンはマットに崩れ落ちる。さらにシウバが4発追い打ちをかけると、4分08秒でレフェリーが試合を止めた。これはシウバの華々しい成績の中でも、もっとも満足感の高い勝利となったことだろう。

この勝利で、36才のシウバは35勝12敗1分1ノーコンテストに。スタンは12勝6敗となった。この試合はライトヘビー級戦として行われたが、スタンは将来ミドル級に戻ることが予想されている。


ハント vs. ストルーブ

マーク・ハントの復活快進撃はこの日も止まらなかった。この人のセミファイナル、ヘビー級戦において、ニュージーランド出身、オースラリア在住のハントは、ステファン・ストルーブ 相手に非常に見応えのある殴り合いを展開した末に、3RKO勝ちを飾った。

これで38才のハントは4連勝。同時にストルーブの連勝を4で止めてみせた。

試合開始後、ハントはローキックを効果的に当て、さらにボディも織り交ぜてゆく。対するストルーブは2分経過時にガードに引き込むと、すぐさまスイープを決めてマウントを奪取! パウンドを打ち下ろしたストルーブは、ハントがうつ伏せになったところで腕十字狙いに。しかし腕を引き抜いたハントが、逆に上のポジションを奪取。強烈な右を打ち下ろしてゆく。再び下から仕掛けるストルーブだが、その動きをうまく利用したハントはサイドを奪い、上のままラウンドを終えた。

2ラウンド。ハントは左フックをヒット。しかし「摩天楼」ことストルーブはこれを持ちこたえ、逆に強いジャブで反撃。ハントはそれでも前進し、さらに強烈なパンチを当ててゆきストルーブを追い込んでゆく。さらにラウンド途中にハントは豪快にストルーブを投げてテイクダウン! 観客を驚かせた。しかしグラウンドは望むところのストルーブは、すかさずガードを閉じて下から仕掛ける。そこでまたしてもうまくサイドを奪ったハントだが、ストルーブは立ち上がって逆にハントをテイクダウンし、そのままマウントへ! ストルーブはそこからパウンドを放ってさらに腕十字に行くものの、腕を掴み損ねて失敗。再びハントが上を取ったところでラウンドが終了した。

3ラウンド開始早々、右フックでストルーブをぐらつかせたハント。1分後に再び右フックを当てて、さらに左フックでストルーブをノックダウン! レフェリーがストップの合図をしないうちに、負わずに歩き去るハント。ストルーブが戦闘不能なのを確認したレフェリーは試合をストップ。1分44秒の出来事だった。

この勝利でハントは9勝7敗、ストルーブは29勝6敗となった。

ハントの試合後インタビューはこちら

サンチェス vs. 五味

それは決して容易ではなかった。そしてさいたまスーパーアリーナのファンから好評を得ることもなかった。それでもこの日、ディエゴ・サンチェス はライト級復帰戦を見事勝利で飾ってのけた。サンチェスは2-1で五味隆典に辛勝したのだ。スコアは29-28、29-28、28-29。その結果サンチェスは戦績を26勝5敗とし、五味は34勝9敗1ノーコンテストになった。

減量に苦しみ、前日計量で158ポンド、2ポンドオーバーだったサンチェス。それ故にスタミナを温存したのか、序盤戦ではいつものハイテンションを温存し、その結果五味が打撃のリズムを掴むのを許してしまう。サンチェスは、火の玉ボーイこと五味からテイクダウンを奪ってみせるものの、五味は見事に立ち上がる。五味の打撃でサンチェスは額から出血。残り時間が少ないところで、サンチェスは再びテイクダウンを奪うと膝十字に。それを逃げた五味は再び立ち上がって強烈なボディ! 地元の英雄がラウンド最後に効果的な攻撃を繰り出した。

2ラウンドに入っても左ジャブと右のボディを繰り出して行く五味は、さらに左フックも織り交ぜて攻撃。サンチェスも蹴りで反撃しようとするが、五味の勢いは止まらない。しかしラウンドが進むに連れてサンチェスの攻撃も精度を増し、ラウンド終了時には五味に肉迫していった。

最終ラウンドが始まるとともに、五味に突進してゆくサンチェス。しかしそこからサンチェスは、五味に先に手を出させてのカウンター狙いへ。そして序盤はそのカウンターが効を奏し、五味は近づいてワンツーを当てられない。それでも距離を詰めてゆく五味は、サンチェスのテイクダウン狙いを防いでは前進してゆく。大観衆を味方につけた五味はとうとう有効な打撃を当てるも、終了寸前には「ザ・ドリーム」ことサンチェスが逆にラッシュをかけてみせた。

この勝利のハイライトはこちら

岡見 vs. ロンバード

12月のアラン・ベルチャー戦に次いで、このヘクター・ロンバード 戦にも勝利したことで、岡見勇信 はミドル級タイトル獲りに再び名乗りを上げてみせた。今回岡見は、キューバから来たロンバードから2-1の判定勝ちを収めたのだ。岡見にとってこれは2006年以来の地元での勝利となる。スコアは29-28、29-28、28-29。岡見はこれで三連勝を記録した。

32勝4敗1分1ノーコンテストという戦績を持つロンバードは、試合開始とともに岡見に迫っては、必殺の拳を振り回してゆく。30勝7敗の岡見は良く見て打ち返し、1分経過しないところでシングルレッグでテイクダウンを奪う。しかしすぐに立ち上がったロンバードは、岡見の打撃を恐れる様子も見せずに再び攻撃を仕掛けてゆく。しかし岡見は堅固なディフェンスを見せ、また要所でテイクダウンを決めてロンバードに有効な攻撃を許さなかった。

2ラウンド、岡見のジャブが冴える。ラウンド前半はこれでロンバードを封じ込めた岡見は、後半にはテイクダウンを決めてさらにリード。最後の1分で岡見はマウントを奪い、このラウンドを取ってみせた。

3ラウンド。岡見を仕留めなければ勝てないと悟ったロンバードは拳をふりまわす。そしてその左が岡見の側頭部にヒット!  それを耐えたように見えた岡見だが、次の瞬間にマットに背中をつけてしまう。チャンスと見て攻撃を仕掛けるロンバードに岡見は必死でしがみつき、さらに立ち上がろうと試みる。しかしロンバードはそれを許さない。残り90秒の時点で二人は起き上がるが、やがて再びグラウンドに。またしても上になったロンバードだが、岡見を仕留められるほどの力が残っていない。ラウンド終了まで逃げ切った岡見が勝利をものにした。

岡見の試合のハイライトはこちら

ヤヒーラ vs. 廣田

ブラジルのサブミッションアーティスト、ハニ・ヤヒーラ がフェザー級に新規参戦してきた廣田瑞人の猛対から逃げ切って、3-0の判定勝ちし、UFC における戦績を3勝1敗に、そして通算18勝7敗とした。スコアは全て29-28だった。

1ラウンド、ヤヒーラのシングルレッグが冴え渡り、早々に14勝6敗1分の廣田をテイクダウン。廣田もピンチを脱して上の体勢を取りに行く。しかしヤヒーラは有利な体勢を許さず、そこからサブミッション狙いで廣田を削ってゆく。結局一本は取れなかったヤヒーラだが、このラウンドを明らかに優勢に進めてみせた。

2ラウンド早々、再び試合をグラウンドに持ち込んだヤヒーラは、積極的に、そして常に廣田の一歩先を行く攻撃を仕掛け、素早く肩固めの体勢に。あわや決まったかという状況が続いたが、廣田が粘ってヤヒーラは技を緩める。しかしヤヒーラは優位な体勢を維持し続け、このラウンドも取ってみせた。

3ラウンドに入って、ついに廣田が形勢逆転に成功。スクランブルの体勢から、何とサブミッションアーティストのヤヒーラに三角締めから腕十字を仕掛けてゆく。それを逃れたヤヒーラは、両者ケージ際でもつれる中で主導権を取り返しにかかる。しかしここで譲らない廣田は、逆に惜しくも空振りに終わった飛び膝を繰り出し、疲れたヤヒーラにグラウンドでの打撃を当てて攻勢に出る。しかしこの反撃は、UFCデビューの廣田にとって遅きに失するものだった。

この日の試合のハイライトはこちら

キム vs. バハドゥルザダ

ウェルター級の有力選手、キム・ドンヒョンが、この日も十八番の圧倒的な寝技の力を発揮し、バハドゥルザダ シアー・バハドゥルザダを3R完封し3-0の判定勝利を挙げた。スコアは三者とも30-27だった。

試合開始後、意外にもスタンド戦で積極的に手を出して行ったキム。しかしバハドゥルザダはそれをかわしてカウンターを狙う。やがてキムはお得意のテイクダウンから試合をグラウンドに持ち込み、さらにマウントを奪取。そこからパウンド打ち下ろすキムに対して、バハドゥルザダは必死でブレークを狙ってしがみつく。ラウンド終了間際に、バハドゥルザダはキムを背中におぶったまま立ち上がることに成功した。

2ラウンド、攻める必要を察したバハドゥルザダはキムにパンチを振り回してゆくが、韓国釜山出身のキムにテイクダウンを奪われ、またパウンドを受けることになってしまう。残り2分の時点でマウントを奪ったキムは、そこからパウンドを落とし続けて優勢なままラウンドを終えた。

最終ラウンドも、すぐにテイクダウンを奪いマウントに移行してみせたキム。今回はここから肩固め狙いに。極まりこそしなかったものの、ここで「スタンガン」ことキムはさらに優勢を決定づけた。さらに、キムは観衆に向かってパフォーマンスし、バハドゥルザダの下からのパンチをあえて受けてみせもした。キムがマウントからさらに多くの打撃を打ち込んで、試合は終了した。

これでキムは17勝2敗1分、1ノーコンテストに。バハドゥルザダはこれで7連勝がストップ。通算戦績は21勝5敗1分となった。

試合のハイライトはこちら

タヴァレス、見事に福田から勝利:UFC Japan 2013 / UFC on FUEL TV 8 プレリミナリー・ファイト結果

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日本のさいたまスーパーアリーナで行われたUFC Japan 2013 / UFC on FUEL TV 8において、ミドル級の有望株ブラッド・タヴァレスが実力を見せつけた。これまで好不調の波があったタヴァレスだが、この日は3-0の判定で福田力を倒してみせたのだ。スコアは30-27、29-28、29-28だった。

第一ラウンドに先制したのは東京出身の福田。タヴァレスに強烈なフックや蹴りをヒットさせて波に乗る。対してタヴァレスも持ち直して打撃で反撃してゆく。残り90秒の時点でタヴァレスはハイキックからパンチを福田の顔面にヒットし、相手の鼻をカットしてみせた。

2ラウンドに入ると左目の下から出血していたタヴァレスだが、スタンドでは常に先手を取って主導権を握り続ける。福田の方は、左手を怪我して動きが落ちたようにも見られた。

3ラウンド、前に出てパンチやミドルをヒットし、精神力の強さこそ見せつけた福田。しかしタヴァレスの方は鋭い打撃を入れ続け、見事な勝利を手にした。

水垣vs. キャラウェイ

神奈川出身の水垣偉弥が、判定2-1でブライアン・キャラウェイから涙の勝利を飾った。判定が下ると感激のあまり号泣した水垣は、これで2008年以来の連勝を飾ったこととなる。スコアは29-28、29-28、29-28。これで水垣の戦績は17勝7敗2分に。キャラウェイは17勝7敗となった。

1ラウンド、水垣は強烈な攻撃こそ繰り出すことはできなかったものの、その大部分においてキャラウェイを追い込んでみせた。しかし終了間際にキャラウェイはテイクダウンに成功し。関節技狙いを見せて優位な体勢でラウンドを終えた。

2ラウンド、相変わらず堅固なディフェンスを見せた水垣は、距離も掴んでボディも当ててゆく。しかし残り2分の時点で両者が右を打ち合うと、水垣がマットに崩れ落ちる! すかさずギロチンで決着を付けにかかるキャラウェイだが、水垣はなんとか脱出。するとキャラウェイは今度は裸締めに。しかし水垣はこれもなんとか凌いでみせて、ラウンド終了。主導権は完全にキャラウェイのほうに傾いた。

3ラウンド。開始1分過ぎに水垣の強烈な左がヒットし、今度はタヴァレスがダウン! これで水垣は試合のペースを握り返してみせた。立ち上がったキャラウェイはテイクダウンを狙うが水垣は簡単に投げてかわす。さらに水垣は打撃を当てて自信を増してゆく。しかしキャラウェイも決してひるまず打ち返してはテイクダウンを狙ってゆく。そして残り2分でついにテイクダウンに成功。すぐに立ち上がった水垣だが、残り時間が少なくなる中、なかなか金網際のクリンチから逃げられない。残り30秒でやっと離れた両者は、試合終了まで死力を振り絞っての打ち合いを展開し、観客を沸かせてみせた。

水垣の試合後インタビューはこちら

徳留 vs. マルセロ

日本の徳留一樹が、ベテランブラジル人ファイター、クリスチアーノ・マルセロをパウンドで攻め立てて3-0の判定勝ちし、見事 なUFCデビューを飾った。スコアは全員30-27で徳留の勝利を支持した。徳留はこれで12勝3敗。

序盤戦で二発の右を当てたマルセロの勝利は堅いと思われた。しかし徳留は、マルセロがキックを空振りしてマットに尻餅を付いた隙に乗じて上を取る。そこからマルセロの関節技を堅実に防いだ徳留は強烈なパウンドを打ち込んでいった。

2ラウンド。マルセロは打撃からテイクダウンを狙うが、その勢いを利用した徳留は逆にテイクダウンし、さらにグラウンド&パウンドを入れてゆきマルセロを血まみれに。やがてレフェリーによるブレイクが入った後、今度はマルセロがテイクダウン。しかし徳留がすぐに立ち上がってみせると、マルセロの顔には疲れが明らかに。さらにUFCニューカマーの徳留は素早いワンツーを打ち込んでダメージを与えていった。

3ラウンド、再び捨て身の攻撃を試みたマルセロに、徳留の右がヒット! マットに崩れたマルセロに徳留はパウンドで追い打ち。ここで仕留めることこそできなかったものの、徳留は上のポジションをキープした。残り3分のところで立ち上がった両者だが、またしても徳留がテイクダウンを成功させ、勝利を決定付けた。

キャセレス vs. カン

バンタム級の有望株アレックス・キャセレスが韓国のカン・ギュンホ相手に後半逆転して辛勝し、3連勝を飾った。スコアは29-28、29-28、28-29。キャセレスはこれで9勝5敗、カンは11勝7敗に。

1ラウンド、UFC初戦の緊張をまったく見せないカンは、キャセレスをテイクダウンし、また強い右を当ててみせた。キャセレスも下から積極的に仕掛け、また二度ほどポジションを返してみせたものの、このラウンドは明らかにカンのものだった。

2ラウンドもカンは同じようにテイクダウンで攻撃してゆく。しかしここでキャセレスがグラウンドの実力を発揮し、下から逃れて反撃をみせた。

3ラウンド。必死になったキャセレスは、カンがつまずいた機に乗じて上を取るとパウンドで攻撃。しかしそれを耐えたカンは逆に上を取り返してパウンドで反撃に。やがて立ち上がった両者だが、ここでカンは引き込んでキャセレスに上を与えてしまう。しかしTUFの人気者キャセレスはこの期をうまく活かせないまま、試合は終了した。

イム vs. ギマラエス

韓国のウェルター級戦士、イム・ヒョンギュが2R、見事な膝蹴りでremoved マルセロ・ギマラエスからKO勝ちを収めた。

1ラウンド、ほとんどミドル級と見紛うがごとき肉体を誇るイムが、体格と体力差を利してギマラエスを攻め込んでゆく。ギマラエスも強烈なアッパーや右を当て、さらに残り30秒のところではテイクダウンを決めてみせた。

2ラウンド、自信を深めたギマラエスはパンチでイムに鼻血を出させ、さらにテイクダウンを成功させる。しかしイムもすぐにスタンドに戻る。やや疲れたかに見えたイムだが、次の瞬間左の膝をギマラエスの顔面に痛烈にヒット!ギマラエスは昏倒し試合終了。イムはこれで11勝3敗1分に。ギマラエスは8勝1敗1分となった。

イムの試合後インタビューはこちら

UFC on FUEL TV 8 試合後記者会見

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UFC on FUEL TV 8の試合後記者会見にはヴァンダレイ・シウバマーク・ハント岡見 勇信、そして水垣偉弥が出席した。

ブライアン・スタンをノックアウトしたシウバ、そしてステファン・ストルーブをノックアウトしたマーク・ハントの両者がノックアウト・オブ・ザ・ナイトを獲得した。さらにシウバとスタンは死闘を演じたシウバとスタンがファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得。よりガードを上げたシウバは2ラウンドに右から左へのフックを叩き込みスタンを昏倒させた。“ジ・アックス・マーダラー”が数発の追い打ちをかけたところでレフリーが両者に割って入った。

ハントとスタンもまた試合の流れが何度も入れ替わるファンを魅了する激闘を展開。最終ラウンドに獰猛なフックでオランダ人ファイターをマットに殴り倒し、人々を驚愕させた。ハントは追撃をする事もなく相手から歩み去った。

UFC on FUEL TV 8ではサブミッション決着がなかったため、サブミッション・オブ・ザ・ナイトに該当するファイターはいなかった。

ボーナスを獲得したファイターにはそれぞれ5万ドルが支給された。ノックアウト・オブ・ザ・ナイト、ファイト・オブ・ザ・ナイトの両ボーナスを獲得したシウバには10万ドルが支給された。

   

スパイダーvsワイドマン、他数試合が夏のフラッグシップ大会に決定

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毎年恒例、これで4度目となる7月のUFCウィークエンド。今年は現地時間7月6日にネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催される。この一大イベントにすでに4試合が決定した。

メインイベントではミドル級正統王者、アンデウソン“スパイダー”シウバが登場し、クリス“ジ・オール・アメリカン”ワイドマンを相手にそのベルトを賭けた防衛戦を行う。シウバの前回の防衛戦は2012年の夏にラスベガスで行われたチェール・ソネン戦で、シウバはこの試合を2ラウンドTKOで勝利しベルトの防衛に成功している。

注目のStrikeforceミドル級のホジャー・グレイシーとティム・ケネディがUFC 162でUFCデビュー。互いを相手に迎えた落とせない一戦だ。またミドル級のティム“ザ・バーバリアン”ボーシュとトップ10にランクされているマーク“ザ・フィリピーノ・レッキング・マシーン”ムニョスの激突も決定した。

さらに二人の危険なブラジルのライトヘビー級、ハファエル“フェイジャオン”カヴァウカンチとチアゴ・シウバがトップ10入りをかけて激突する。

チケット情報など、この他の情報は近日中にUFC.comを通じて発表される予定です。

カナダで開催されるUFC 161の対戦カードが一部明らかに

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カナダのウェルター級の参戦が決定。ショーン“ザ・パニッシャー”ピアソンとテキサスのサブミッションの達人、TJ ワルドバーガーの対戦が決定した。

ジ・アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップがマニトバ州ウィニペグでの初めてのUFCとなる、UFC® 161の開催アナウンスした。本大会は現地時間2013年6月15日にナショナル・ホッケー・リーグのウィニペグ・ジェッツのホーム・アリーナ、1万5千人収容のMTSセンターで開催される。

大会のメインイベントではタイトル戦が敢行され、カナダでこれまで開催された6大会で行われたタイトル戦から数えて、カナダ国内で行われる7度目のタイトル戦となる。皆を驚嘆させたサブミッションでマイケル・マクドナルドを下したばかりの暫定バンタム級王者のヘナン・バラオがそのベルトをかけてUFCバンタム級4位にランクするエディ・ワインランドと対戦。ワインランドはスコット・ヨルゲンセン、そしてブラッド・ピケットから印象に残る勝利を挙げており、その勢いに乗じてMMA界でもっとも驚異的な連勝記録の一つを塗り替え続けるバラオとの対戦に望む格好だ。

ランキングのトップ10入りを果たしているブラジル最高の二人のライトヘビー級、ホジェリオ“リル・ノグ”ノゲイラとマウリシオ“ショーグン”フアが2005年にPRIDEで行われた伝説的な一戦の再戦を行うことが決定した。

これに加えて同じくライトヘビー級で、元PRIDE王者のダン“ヘンド”ヘンダーソンが元UFC王者の“シュガ”ラシャド・エヴァンスと対戦する。

2つの興奮必死のヘビー級の試合もウィニペグ大会に追加された。強打を誇る二人のヘビー級、ショーン“ザ・サヴェイジ”ジョーダンとパット“HD”ベイリーが対戦、9勝1敗のスティペ・ミオチッシがソア“ザ・ハルク”パレレイと対戦する。パレレイはウィニペグでのUFC復帰戦を控えて8連勝を記録している。

そして先日衝撃的なKOデビューを披露したタイロン“ザ・チョーズン・ワン”ウッドリーとウェルター級に復帰した元Strikeforce王者のジェイク・シールズとの対戦も決定した。

UFC、ブラジル再上陸。メインはロックホールド vs. ベウフォート。

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5月18日、ジ・アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップが2013年2度目のブラジル大会を開催する。大会はサンタカタリナ州ジャラグアドスルのジャラグア・アリーナで開催され、そのメインイベントでは1月のサンパウロ大会でマイケル・ビスピンを相手にKO勝利を挙げたMMA界のレジェンド、ヴィトー・ベウフォートがオクタゴンに復帰し、現在9連勝中のStrikeforceミドル級王者ルーク・ロックホールドと対戦する。

大会のセミ・メインイベントでは元Strikeforce王者、ホナウド“ジャカレ”がコンスタンティノス“コスタ”フィリッポウと対戦する。 この他にもこの大会に向けて7試合がすでに決定しており、そのすべての試合でブラジルの人気ファイターが世界中からやってくるファイターを迎え撃つと言う構図になっている。

セザール“ミュータンチ”フェレイラ vs. CB ダラウェイ - ミドル級
ハファエル・ドス・アンジョス vs. エヴァン・ダナム - ライト級
フランシスコ“マサランドゥーバ”ドライナルド vs マイク・リオ - ライト級
パウロ・チアゴ vs. ランス・ベノイスト - ウェルター級 ジョン・リネカー vs アザマット・ガシモフ - フライ級 ファビオ・マルドナルド vs. ロジャー・ホレット - ライト級
グレイソン・チバウ vs. ジョン・チョリッシュ - ライト級

「私共も楽しみながら開催してきたブラジル大会も、これで4度目の開催でありUFCにとっては再度の偉業の達成であります。」UFCブラジルのスポークスマン、グレイス・トゥリーニョは語った。「2013年の間にブラジルのファンの皆様には、大会の開催、次のジ・アルティメット・ファイター・ブラジルシリーズ、そしてこの国でのUFC運営本部の設置など、私共にまだまだ多くのことを期待していただきたいと思います。」

「ブラジルで試合をすることはいつでも素晴らしいことだ。母国の異なる3つ目の州で試合ができることを誇りに思っている。」その母国で4つ目の勝利を目指すベウフォートは語った。

UFC Fit: Marquardt's Mix of Speed and Power

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Nate “The Great” Marquardt (35-11-2) is set to make his UFC comeback fight against heavy-fisted striker Jake “The Juggernaut” Ellenberger (28-6-0) at UFC 158 on March 16. Marquardt, the former Strikeforce welterweight champion, is returning to the Octagon after two years away and he's out to leave a lasting second first impression.

“I’m more experienced and more confident because there’s no more fear of the unknown,” Marquardt said. “There’s no ring rust.”

Marquardt took the fight on short notice after Ellenberger’s original UFC 158 opponent, Johny Hendricks, was tapped to step in for the injured Rory MacDonald against Carlos Condit. (Got that? No? Don't worry about it.).

“I’m doing a lot of game planning closer to the fight than I normally would,” he admitted. “[But] I know what to expect and I’m working on getting my mind and body ready.”

Known as a well-rounded fighter with impressive athleticism, the 33-year-old Marquardt -- who last fought in the UFC as a middleweight before finding his home at 170 pounds -- has worked hard to evolve his training methods along with his technical skill.

“When I was in my early 20s, every day I wanted to train as hard as possible until I felt like puking, and then I’d want to train some more,” he said. “I was constantly overtraining. Tha makes you mentally strong, but I was showing up to fights overtrained. Now, some days [when I train] I’m on the verge of puking, but others my focus is just to recover.”

For a closer look at Marquardt’s training, we asked his trainer Loren Landow, the director of sports performance at the Steadman Hawkins Clinic in Denver, Colorado to supply us with a sample “speed-power” workout.

“The philosophy behind doing a strength exercise followed by a speed exercise is to increase motor unit recruitment,” Landow explains. “The body recruits more muscle tissue to do a job based on need — the heavier something is the more motor units [the body] will recruit. So doing a heavy exercise followed by a light exercise, it’s almost tricking the nervous system to recruit more and more to do the job.”
 
After spending roughly 15 minutes on a dynamic warm-up, here’s an example of what Landow puts Marquardt through:
 
Move: Central nervous system sprints

Sets: 5 sets with 45 seconds rest between each set
How it’s done: Marquardt starts on his back or stomach. When Landow signals, Marquardt quickly gets up and into a fighting stance, where he’ll move his feet in an “in and out” pattern as fast as possible. Then, after Landow signals again, he’ll perform a 20-yard sprint.
 
Landow says: “This works on Nate’s reactive ability, and it’s also helping his nervous system fire at a faster rate.”
 
Move: Hurdle hops
Sets: 3 sets with 90 seconds rest between each set
How it’s done: Six 36-inch track and field hurdles are lined up in a row. Marquardt will hop through them in succession looking to minimize how long he spends on the ground while maximizing his height over each hurdle. On the final jump, he sticks his landing in athletic position.
 
Landow says: “These focus on explosiveness. Also, when Nate sticks the landing it’s helping with injury prevention to the ankle, knee, and hip joint.”
 
Exercise pair #1: Deadlift and Vertimax multiple response jumps
A Vertimax multiple response jump is, essentially, stepping onto a platform that has elastic resistance bands attached to it, and performing a vertical jump while holding the bands.

Set 1:
Deadlift                                                              5 reps (275 lbs.)
Vertimax multiple response jumps                  5 jumps
Rest:                         3 min.
 
Set 2:
Deadlift                                                          5 reps (315 lbs.)
Vertimax multiple response jumps                 5 jumps
Rest: 3 min.
 
Set 3:
Deadlift                                                          3 reps (335 lbs.)
Vertimax multiple response jumps                 5 jumps
Rest: 3 min.

Landow says: “You can also sub the deadlift for a trap bar or barbell squat.”

Exercise pair #2: Close-grip pull-up and SandBell slam

SandBells (rubber sandbags) are a good alternative to medicine balls for some exercises because A) they won’t roll away; B) they won’t bounce up into your face; and C) you can achieve full power on every rep (a medicine ball's rebound can often translate into performing a half rep).
 
Set 1:
Close-grip pull-up                     5 reps (50 lbs. around waist)
SandBell slam                           6 reps  (15-pound SandBell)
Rest:                         3 min.
 
Set 2:
Close-grip pull-up                     5 reps (75 lbs. around waist)
SandBell slam:                            6 reps  (15-pound SandBell)
Rest:                         3 min.
 
Set 3:
Close-grip pull-up                      5 reps (100 to 110 lbs. around waist)
SandBell slam                                   6 reps (15-pound SandBell)
Rest                                            3 min.
 
Exercise pair #3: Flat dumbbell press and medicine ball drop
When doing medicine ball drops, a training partner will stand on a bench (or any elevated platform) that’s perpendicular to Marquardt, who is on his back with his head toward the bench. The partner will drop the medicine ball to Marquardt’s chest; he’ll catch it with both hands, quickly touch his chest with the ball, and then throw it back to his partner as explosively as possible.

Set 1
Flat DB press                                   5 reps (85 lbs.)
Med-ball drop                           6 reps (10-pound ball)
Rest                                            3 min.
 
Set 2
Flat DB press                                    5 reps (100 lbs.)
Med-ball drop                           6 reps (10-pound ball)
Rest:                                           3 min.
 
Set 3
Flat DB press                           3 reps (110 lbs.)
Med-ball drop                           6 reps (10-pound ball)
Rest                                            3 min.
 
 
Exercise pair #4: Physio ball rotations and SandBell power rotations
For SandBell power rotations: Get into an athletic stance near a wall, grab a SandBell, and do a trunk rotation, generating as much force as possible before releasing the SandBell into the wall at the end of the movement. For an explanation on physio ball rotations, go here.
 
Set 1
Physio ball rotations                     5 reps (each side)
SandBell power rotations             5 reps (10-pound SandBell)
Rest:                                             3 min.
 
Set 2
Physio ball rotations                     5 reps (each side)
SandBell power rotations             5 reps (10-pound SandBell)
Rest                                                3 min.
 
Set 3
Physio ball rotations                     5 reps (each side)
SandBell power rotations             5 reps (10-pound SandBell)
Rest                                                3 min.

Landows says: “We’re working on rotary strength and power here. That will help Nate in areas including kicking, punching, takedown defense, and submission attempts.”
 
Cooldown
Marquardt completes the workout with a foam roller, putting much of the emphasis on his legs; he also engages in active isolated stretching (AIS).

 

ノゲイラ、ヴェウドゥム、6月に再戦

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ジ・アルティメット・ファイター:ブラジルの第2シーズンはブラジル国内では毎週日曜日夜にGloboで放送中(再放送はTUF.tvで今後視聴可能)だ。そして今シーズンのコーチを務めるファブリシオ・ヴェウドゥムと元暫定王者のミノタウロ・ノゲイラのヘビー級の一戦が6月8日に迫っている。

2006年に行われたPRIDEクリティカル・カウントダウンで実現した一戦の再戦となるこの試合はTUFブラジル2フィナーレのメインイベントに5ラウンドで行われ、その模様は米国内ではFUEL TVで放映される。

両者の初めての対戦は2006年のPRIDE無差別級グランプリで経験豊富な“ミノタウロ”が比較的若手だった“ヴァイ・カヴァーロ”を得意の打撃戦に引きずり込み、ユナニマス判定で勝利。その後ノゲイラはPRIDEヘビー級王座を獲得した。

それから6年の経験をつみ、さらに8勝をあげているヴェウドゥムは、そのなかでエメリヤネンコ・ヒョードルをサブミッションで下し、ロイ・ネルソンにファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得するパフォーマンスで勝利するなど、目覚しい戦績を記録してきた。1シーズンに渡りTUFのチームをリーダーとして率いて来た両者の緊張感は、このブラジリアン・ファイター同士のビッグマッチを前回とはまったく異なる、そして前回同様エキサイティングな一戦にするだろう。

大会の追加対戦カード、チケット情報、開催地などこのほかの情報は近日中に発表される見通しです。

UFC 160、日本時間3月23日土曜日にチケット販売開始!

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ネバダ州ラスベガス-UFC®ヘビー級王者ケイン・ヴェラスケスがアントニオ“ビッグフット”シウバと現地時間5月25日(日本時間翌26日)にラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで対戦することが決定、MMA界きっての最もダイナミックなファイター同士による再戦が実現する。両者はすでにUFC 146で対戦し、このときはヴェラスケスが勝利を手にしていた。今、二人はMMAで最大の勲章、UFCヘビー級のタイトル-を賭けて再び激突する。

昨年12月に開催されたUFC 155で、これまでのキャリアで唯一の敗北を喫した相手に雪辱を晴らしてタイトルを奪還したヴェラスケス(11勝1敗)は2度目の王位についてから初めてとなる防衛戦に備える。今年のメモリアルデイ・ウィークエンドに王者が迎える挑戦者は、トラヴィス・ブラウン、そしてアリスター・オーフレイムを立て続けに劇的なKOで葬ってきたアントニオ“ビッグフット”シウバ(18勝4敗)だ。

また5月25日の大会には元ヘビー級王者のジュニオール・ドス・サントスもオクタゴン®に復帰し、チーク・コンゴ、ステファン・ストルーブを連続KOで下しているマーク・ハントと対戦する。

さらにライトヘビー級で目覚しい活躍を見せているグローヴァー・テイシェイラはニュージーランドのジェイムズ・テフナと対戦。またライト級のグレイ・メイナードとカナダのアツいファイター、TJ グラントとの一戦も決定している。

LIGHT®の提供で開催されるUFC® 160: ヴェラスケス vs. ビッグフット2のチケットは日本時間3月22日土曜日午前0時から販売が開始され、800ドル、600ドル、400ドル、250ドル、125ドル、そして75ドルの各種が用意され、ラスベガスの各チケットマスター取扱店(Smith's Food、Drug Centers、Ritmo Latino)で販売されます。(チケットの購入は1名様に付き8枚までに制限されています。あらかじめご了承ください。) 主要なクレジットカードによる電話での購入の場合はチケットマスター(800)745-3000までお電話ください。またオンラインwww.mgmgrand.comまたはwww.ticketmaster.comでのチケットの購入も可能です。
チケットの価格に各種サービス料は含まれません。あらかじめご了承ください。

UFC 160:ヴェラスケス vs. ビッグフット2は東部時間午後10時、太平洋時間5月25日午後7時、日本時間翌正26日午からUFC.TV、iN DEMAND、DirecTV、DISH Network、Avail-TVN、BellTV、Shaw Communications、SasktelそしてViewer's Choice Canadaでライブ中継が行われます。番組の価格はスタンダード・デフィニションは$44.99米国/$49.99カナダ、ハイ・デフィニションは$54.99米国/$59.99カナダとなります。

このほかの情報、大会に関する最新ニュースなどはwww.ufc.comをご覧ください。対戦カード、その他はやむを得ぬ事情により変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。

UFC 158、公式計量結果

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メインイベントではジョルジュ・サンピエールニック・ディアスによるUFCウェルター級チャンピオンシップ、そしてカーロス・コンディットジョニー・ヘンドリックスのウェルター級の一戦も行われるUFC 158はカナダのケベック州モントリオールにあるベル・センターで開催される。大会の模様は日本時間日曜日正午からペイパービューによるライブ中継で放映される。またFXでは午前10時から4試合のプレリミナリー・バウトのライブ中継が行われ、さらにFacebookが“いいね”なファンのために午前8時35分から3試合のプレリミナリー・バウトのオンライン・ストリーミング中継も行われる。

メインイベント
ニック・ディアス (169) VS ジョルジュ・サンピエール (170)

PPV メインカード
ジョニー・ヘンドリックス (171) VS カーロス・コンディット (169)
ネイト・マーコート (171) VS ジェイク・エレンバーガー (170)
クリス・カモッツィ (185) VS ニック・リング (183)
コリン・フレッチャー (155) VS マイク・リッチー (156)

FX プレリム
ボビー・ヴォエルカー (169) VS パトリック・コーテ (169)
ダレン・エルキンス (145) VS アントニオ・カルヴァーリョ (145)
ジョーダン・メイン (170) VS ダン・ミラー (171)
ダロン・クルックシャンク (155) VS ジョン・マクデッシー (155)

オンライン・ファイト
クイン・マルハーン (168) VS リック・ストーリー (169)
田村一聖 (135) VS TJ ディラシャウ (135)
ルーベン・デュラン (135) VS ジョージ・ループ (135)

UFC 158: ファン投票 vs. ブッカー

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UFC 158のタイトルマッチはジョルジュ・サンピエールがファン投票、そしてベガスでの掛け率ともに大幅に優勢なものの、4試合ではファンの予想と掛け率がスプリット判定に。さらにUFC Fantasyの投票では週末の試合で最も勝利が確実なのはリック・ストーリーを示したものの、町のギャンブラーたちはTJ ディラシャウこそが最も手堅い投資先と見たようだ。




優勢と見られるファイターが青く表示され、その色が濃くなるほどより優勢と見られていることを示しています。すべての掛け率は太平洋時間木曜現在の投票を元に算出されています。 
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