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UFC on FX 6 公式計量結果

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ジョージ・ソティロポロスロス・ピアソンのライト級5ラウンドの一戦をメインイベントに、そしてTUF Smashesの最終戦も行われえるUFC on FX 6はオーストラリア、クイーンズランド州ゴールドコーストのゴールドコースト・コンベンションセンターで日本時間15日正午から開催される。またFUEL TVでは6試合のプレリミナリー・バウトが日本時間午前9時から放送される。

メインイベント
ロス・ピアソン (155) VS ジョージ・ソティロポロス (155)

FX メインカード
TUF Smashes ウェルター級ファイナル
ブレイドリー・スコット (171) VS ロバート・ウィテカー (170)

TUF Smashes ライト級ファイナル
ノーマン・パーク (155) VS コリン・フレッチャー (155)

ホジマール・パルハレス (186) VS ヘクター・ロンバード (186)

FUEL TV ファイト
ヤトツィン・メザ (145) VS チャド・メンデス (146)
ジョエイ・ベルトラン (204) VS イゴール・ポクライェク (205)
セス・バジンスキ (170) VS マイク・ピアース (171)
マニュエル・ロドリゲス (171) VS ベニー・アロウェイ (171)
マイク・ウィルキンソン (155) VS ブレンダン・ラフレーニ (155)
コーディ・ドノヴァン (204) VS ニック・ペナー (205)


有言実行。ピアソン、ソッツをKOで下す - UFC on FX 6 メインイベント結果

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ロス・ピアソンジョージ・ソティロポロスのライバル関係というのは本来であれば思いもよらないものだったが、ジ・アルティメット・ファイターで両者は互いの陣営のコーチを務めていた。そのためオーストラリア、ゴールドコーストのゴールドコースト・コンベンション・センターのオクタゴンの中は莫大な鬱屈したエネルギーと憎悪が渦巻いていた。そしてUFC on FX 6のメインイベントが終了したとき、3ラウンドの決定的なKOで勝利を勝ち誇る権利を得たのはピアソンだった。

「俺は忍耐強かっただけだ。」ピアソンは語った。「俺が狙っていた通りのパンチが当たっていた。最初から俺は彼に触れるだけで良いって言ってきた。要はセットアップが肝心なんだ。俺はコーチとセコンドの指示を聞きながらじっくり時間をかけたんだ、普段の俺なら牡牛のように戦ったところだけどな。」

「最終ラウンドはうまく攻め込まれてしまった、そういうことなんだろうね。」ソティロポロスは語った。

二人のライバルはグローブを合わせることなく戦闘に取り掛かり、ピアソンはすぐさま2発のフックを命中させた。大きくぐらついたオーストラリアのソティロポロスは何とか組み付いてその猛攻をしのいだが、その後のソッツは足の動きが回復したようには見えなかった。1ラウンドの中盤、ピアソンがローキックでソティロポロスをマットに転がし、試合がもはや決してしまうのではないか、と言う瞬間、立ち上がったソティロポロスのストレートがピアソンのアゴを打ち抜き、英国人を後退させその獰猛な攻撃を一時中断させた。残り時間が1分を切ったところでソティロポロスはテイクダウンに成功、即座にピアソンのバックを奪った。ピアソンが背後からリアネイキッド・チョークを狙うソティロポロスを背負って立ち上がって凌いだところでラウンド終了のベルが鳴った。

1ラウンドのワイルドの攻防により、試合の行方はどちらに転ぶとも分らず、2ラウンドに入ると両者はやや用心深くなった。ソティロポロスのジャブは鋭く、ピアソンの打撃も同じく冴え渡ったが、前ラウンドのように相手をすぐさま捉える、と言うわけには行かなかった。残り時間2分、ピアソンの左がソティロポロスをマットに転がしたが、ソティロポロスは即座に立ち上がった。しかしすぐその後、再び強烈な左がソティロポロスを打ち抜き、このためこのラウンドはピアソンが獲得したように思われた。

3ラウンドが始まり数秒が経過するとピアソンの左が再びソティロポロスをマットに転がし、なんとか立ち上がった豪州ファイターの足元は再びおぼつかないものとなっていた。ピアソンはこのチャンスを逃すことなく左、そして右のフォローでソティロポロスを打ち抜くと、その強打でソッツをマットになぎ倒した。1発の追撃のパウンドが落とされたところでレフリーのマーク・ゴッダードが飛び込み、3ラウンド41秒で試合のストップを宣告した。

この勝利で28歳のピアソンは16勝6敗と戦績を伸ばし、フェザー級からライト級に復帰後の戦績は1勝1敗となった。35歳のソティロポロスはこれで3連敗。その戦績は14勝5敗となった。

ウィテカー、パークが最新のアルティメット・ファイターに - UFC on FX 6 メインカード結果

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ジ・アルティメット・ファイターでの素晴らしいパフォーマンスの数々はロバート・ウィテカーの21歳、そしてブラッドリー・スコットの23歳という若さによってもたらされたのだろうか。オーストラリア、ゴールドコーストのゴールドコースト・コンベンションセンターで両者は素晴らしい激闘を披露しUFCの前途が明るいものであることを示し、その激闘をユナニマス判定で制したのはウィテカーだった。

「契約はおまけだ。」29-28のユナニマス判定で勝利を挙げたチーム・オーストラリアのウィテカーは語った。「祖国を守り、そしてみんなに誇らしい気分になってもらえたこと、それが本当にうれしいんだ。」

試合が始まるとよりリラックスしているように見えたチームUKのスコットが打撃からウィテカーを金網に押し込んだ。2分が経過したところでウィテカーは相手を振りほどき、左の大振りのパンチを放つがこれは命中しなかった。勇敢に至近距離から手数を繰り出し始めたウィテカーだったが、スコットがこの攻撃にひるむことはなかった。残り時間1分41秒、一連の打撃がスコットに命中し、とうとうスコットがディフェンシブになったところに左右のコンビネーションが命中。この攻撃で一度はマットに倒れたスコットだったがすぐに意識を回復させると強打を誇る相手から試合の流れを取り戻し始めた。しかしこのラウンドではウィテカーのすばやく正確な打撃が見るものに印象を残した。

2ラウンドに入ってもペースの落ちない両者は激しく打撃を交換したが、この攻防ではウィテカーがより積極的に打って出た。しかし世界レベルのアゴをもつメルクシャム出身のスコットは距離が近くなった瞬間に数発の素晴らしい打撃を命中させてから相手をテイクダウン、スクランブルの攻防に持ち込んだ。スコットは背後からコンパクトな打撃を放ちつつ、両足のフックを入れることに成功した。残り時間1分、ウィテカーはしっかりと背後からの攻撃に対して防御をしながら立ち上がりはしたものの、ラウンド終了のベルが鳴るまでスコットはシドニー出身の相手を支配し続けた。

最終ラウンドが始まるとウィテカーは再び手数を増やしその大半が相手に吸い込まれるように命中したものの、まさに試合の主導権をつかみかかったところでスコットがうなりを挙げるような猛反撃でウィテカーを警戒させた。しかし無数のパンチ、キック、そしてエルボーがスコットの額を切り裂き、観客にスリリングなTUF決勝戦の記憶を刻む中試合終了のベルが鳴った。

この勝利でウィテカーは11勝2敗、スコットは9勝2敗となった。

パーク vs. フレッチャー

北アイルランド、ブッシュミル出身のノーマン・パークがチームUKの同僚、コリン・フレッチャーとの3ラウンドに及ぶ激闘を判定で制し、ジ・アルティメット・ファイター:ザ・スマッシュズの初代ライト級王者に輝いた。

ジャッジの判定は30-27、30-27、そして29-28でパークだった。

パーク(18勝2敗)のゲームプランは明確だった。パークはすぐにフレッチャーに組み付くと相手をマットに引きずり倒した。フレッチャーの寝技の防御は手堅く、下から休みなくサブミッションを狙い続けたが、パークはプレッシャーをかけながら無数のパウンドを落としてポジションを進めると、サンダーランド出身のフレッチャーの隙を伺った。しかしフレッチャーは残り時間1分の時点で上下を入れ替え、パークがラウンドインターバル中に思い悩むであろう課題を突きつけた。

2ラウンドが始まるとフレッチャー(9勝2敗)はその身長の高さと長いリーチの利点を生かそうと試みたものの、パークは容易にその懐にもぐりこむと再びテイクダウンを成功させた。2分が経過したあたりでパークはギロチンを狙ったが、マウント・ポジションを奪取したところでそのギロチンは諦めた。すぐに背中を見せてしまったフレッチャーに対してパークは一瞬リアネイキッド・チョークを食い込ませたがフレッチャーはそこから脱出すると立ち上がることに成功した。このラウンドの残りの大半の時間はスタンドでの攻防に費やされ、そこでもキレのあるコンビネーションで優位に試合を進めたパークがラウンド終了直前に再びテイクダウンを成功させた。

最終ラウンド、互いの友情と健闘をハグで表した両者だったがすぐに攻防を始めると、フレッチャーが手数を増やしてパークを後退させ、左の強打を叩き込むなどその打撃の精度を向上させた。左目の上をカットしているフレッチャーは前に出続けさらにその打撃を命中させたものの、残り時間1分に北アイルランドのパークのテイクダウンを止めるにはいたらず、それまでの劣勢を挽回することはできなかった。

ロンバード vs. パルハレス

ティム・ボーシュを相手に迎えた6月のオクタゴン初登場では残念な結果に終わった長らくミドル級のコンテンダーとして活躍するヘクター・ロンバードがメインカードの第1試合に登場。ホジマール・パルハレスを1ラウンド、破壊的なまでのKOで葬ると、移住先のオーストラリアのファンに前評判どおりのパフォーマンスを披露した。

「MMAで試合をするようになって以来、俺のすべての勝利はオーストラリアに捧げるものだ。」2000年のシドニーオリンピックに参加して以来、オーストラリアに移住して12年になるロンバードは語った。

鏡像かと思えるほど似通った体格の両者、ロンバードとパルハレスがオクタゴンの中央で対峙すると初っ端から試合の行方を暗示するような激しい打撃を交換した。一発ごとのパンチにKO必死の殺意をこめるロンバードに対してパルハレスはローキックを駆使して、相手をその射程からとうざけようと試みた。2分が経過したあたりからロンバードのパンチが当たり始めると、ロンバードは一層プレッシャーを強め、パルハレスは後退を余儀なくされた。ラウンド中盤、ワンツーを被弾し左目から出血するブラジリアン・ファイターはマットに倒れこんだが意識をとりもどすと距離を取って、スタンドからの再開を促した。しかしスタンドから攻防が再開されるとロンバードはダメージの残るパルハレスを逃さず強烈な右の一撃で“トッキーニョ”をキャンバスに殴り倒した。追撃のパウンドがパルハレスの意識を刈り取ると、レフリーのマーク・ゴッダードが1ラウンド3分38秒、試合のストップを宣告した。

この勝利でロンバードの戦績は32勝3敗1分け1ノーコンテスト、パルハレスは23勝5敗となった。

ロンバードの試合後インタビューはこちら

メンデス、連続KOを更新 - UFC on FX 6 プレリム結果

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その優れたレスリングスキルで知られ、長らくフェザー級のコンテンダーとして活躍してきたチャド・メンデスがオーストラリア、ゴールドコーストのゴールドコースト・コンベンション・センターで開催されたUFC on FXに登場。ヤオツィン・メザを1ラウンドで粉砕し、2試合連続となるKO勝利を飾った。

1分55秒で試合を決した一撃は右のオーバーハンドだった。メンデスはこれで31秒殺を披露した7月のコーディ・マッケンジー戦に続くKO勝利となった。

「あのベルトは狙い続ける。」1月にフェザー級王者のジョゼ・アルドに敗北して以来の戦績を2勝0敗としたメンデスは語った。「俺なりのやり方で、一試合ずつ試合をこなして食い下がっていくぜ。」

カリフォルニア州ハンフォードのメンデスはこれで13勝1敗。ハクラン・ディアスの代役としてショート・ノーティスでUFCデビュー戦となるこの試合に臨んだアリゾナのメザは18勝8敗となった。

メンデスの試合後インタビューはこちら

ポクライェク vs. ベルトラン

ジョーイ・ベルトランはクロアチアのイゴール・ポクライェクを3ラウンドを通じてポイントアウト。印象に残るUFCライトヘビー級での初勝利を飾った。

判定はジャッジ3名共に30-27でベルトランを勝者として支持。ベルトランはこれで15勝5敗、ポクライェクは25勝10敗となった。

ベルトランの試合後インタビューはこちら

ピアース vs. バジンスキ

アーロン・シンプソンを10月にノックアウトしたのに続き、マイク・ピアースは得意のレスリングを駆使してシンプソンのチームメイトを3ラウンドのユナニマス判定でシャットアウト。セス・バジンスキの連勝を6で断ち切った。

ジャッジの判定は30-27、29-28、そして29-28だった。

この勝利でピアースは戦績を16勝5敗と伸ばし、バジンスキは17勝7敗となった。

ピアースの試合後インタビューはこちら

アロウェイ vs. ロドリゲス

荒れた試合展開が不穏な決着を予想させたウェルター級の一戦だったものの、スマッシュズのチームメイト、ベニー・アロウェイ(13勝4敗)とマニュエル・ロドリゲス(10勝4敗)の一戦は1ラウンド残り時間3秒でアロウェイが衝撃的なKOに成功。試合の結末は劇的なものとなった。

アロウェイの試合後インタビューはこちら

ウィルキンソン vs. ラフネーニ

負傷によりTUF スマッシュズからの撤退を余儀なくされたマイク・ウィルキンソンだったが、初めてのUFCでの試合では見事な復活を見せ、チームUKのブレンダン・ラフネーニとのライト級の一戦では3ラウンドをハードに戦い抜き相手をポイントで上回った。

29-28のユナニマス判定で勝利したウィルキンソンの戦績はこれで8勝0敗。ラフネーニは5勝2敗となった。

ウィルキンソンの試合後インタビューはこちら

ドノヴァン vs. ペナー

デンバーのコーディ・ドノヴァンにとってショートノーティスは問題がなかったようだ。エディ・メンデスの代役でUFCデビューを果たしたヘビー級のドノヴァンは第1試合に登場すると1ラウンドにニック・ペナーをTKOでしとめるとUFC初勝利を掴み取った。

ドノヴァンはこの勝利で8勝2敗、ペナーは12勝3敗となった。

ドノヴァンの試合後インタビューはこちら 

TUF 16 フィナーレ、公式計量結果

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 Finale, which is headlined by the five round heavyweight bout between ロイ・ネルソンマット・ミトリオーンのヘビー級5ラウンドの一戦をメインイベントに、そしてTUF 16の決勝戦、マイク・リッチーコリン・スミスの一戦も行われるThe Ultimate Fighter 16はネバダ州ラスベガスのハードロック・ホテル&カジノで開催され、その模様は日本時間日曜日午前11時からFXによりライブで中継される。またFUEL TVでは4試合のプレリミナリーファイトが午前9時から、そしてUFC on Facebookが“いいね”なファンのために午前7時35分から3試合のプレリミナリー・バウトの無料オンラインストリーミング中継も行われる。

メインイベント
ロイ・ネルソン (252) VS マット・ミトリオーン (257)

FX メインカード
TUF 16 ファイナル
マイク・リッチー (171) VS コルトン・スミス (170)

シェーン・デル・ロザリオ (244) VS パット・ベイリー (238)
ジェイミー・ヴァーナー (156) VS メルヴィン・ギラード (156)
ジョナサン・ブルッキンス (146) VS ダスティン・ポワリエ (146)

FUEL TV ファイト
ジェイムズ・ヘッド (171) VS マイク・パイル (171)
マルコス・ヴィニシウス (136) vs ジョニー・ベッドフォード (136)
ルスタム・カビロフ (155) VS ヴィンク・ピチェル (156)
ニック・カトーン (171) VS TJ ワルドバーガー (170)

オンラインファイト
ウゴ・ヴィアナ (135) vs ルーベン・デュラン (136)
ジョン・コーター (156) VS マイク・リオ (156)
ティム・エリオット (126) VS ジャレッド・パパジアン (126)

UFC on FX 試合後記者会見、ボーナスの行方は?

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UFC® on FX の試合後記者会見にはロス・ピアソンノーマン・パークロバート・ウィテカーヘクター・ロンバードチャド・メンデスコーディ・ドノヴァン、そしてベニー・アロウェイが出席した。


キャスト・メイトのマニュエル・ロドリゲスを1ラウンドにKOしたアロウェイがノックアウト・オブ・ザ・ナイトを獲得。アロウェイによるローブローなど不穏な展開の後、“ベニー・ブランコ”がロドリゲスのアゴをそのキックで完璧に捕らえ、数発の追い討ちでレフリーのストップを呼び込んだ。

第1試合に登場したドノヴァンとその対戦相手のニック・ペナーがファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得。一進一退の激闘を展開した二人のヘビー級だったが、1ラウンドの後半にニューカマーのドノヴァンがTKOで試合に勝利した。

今大会ではサブミッション決着はなかったため、サブミッション・オブ・ザ・ナイトの獲得者はなかった。

ボーナスを獲得したファイターにはそれぞれ4万ドルが支給された。

ネルソンズ、全勝。 ビッグ・カントリー、チーム・ネルソンがフィナーレを圧倒

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ハードロック・カジノ&ホテル内のジョイントで開催されたTUF 16フィナーレは近年まれに見る衝撃的な決着が連続する大会となった。ジェイミー・ヴァーナーメルヴィン・ギラードのライト級の一戦はヴァーナーの体調不良によりキャンセルされたものの、残りの前11試合のうち5つの階級でKO決着が見られ、さらに9試合がフィニッシュによる決着と言う、キャンセルされた試合を補って余りある熱闘が繰り広げられた。

ロイ・ネルソン vs. マット・ミトリオーン

さまざまな物議をかもした今シーズンのジ・アルティメット・ファイターだったが、最後に笑うのはロイ・ネルソンだった。ロイのチームのメンバーはシーズン・フィナーレを制し、そしてロイ自身もメインイベントでマット・ミトリオーンに秒殺KO勝利を収めたのだ。

シェーン・カーウィンの代打を努める形で約1年ぶりのオクタゴンに急遽登場したミトリオーン、序盤はローキックを相手に叩き込み、巧みな攻防を見せていた。しかしネルソンはミトリオーンに突進し、相手を金網に釘付けにした。

中央に戻ったミトリオーンは間合いを取ってネルソンのコンビネーションにストレートでのカウンターを数度命中させた。しかしパワーに絶対の自信を持つネルソンが強引に距離をつめるて左、右、そして左と命中させるとミトリオーンをぐらつき、マットに倒れこんだ。ネルソンが弧を描く強烈なパウンドで追い討ちをかけるとミトリオーンはなす術なく腹ばいになり、レフリーが1ラウンド2分58秒に試合のストップを宣告した。

TUF 16を締めくくったこのノックアウトでネルソンの1ラウンドKOは6つ目となり、戦績を19勝7敗と伸ばした。初めてのKO負けを喫したミトリオーンは戦績を5勝2敗と落とした。

コルトン・スミス vs. マイク・リッチー

TUF 16のトーナメントでは唯一のKOを見せるなど、順風満帆な歩みを見せていたチーム・カーウィンのマイク・リッチーだったが、チーム・ネルソンのコルトン・スミスの徹底的なレスリングには為す術がなかった。カナダ人スミスは3ラウンドを通じてリッチーを寄せ付けず、最もあたらしいアルティメット・ファイターの座を獲得した。

スミスが即座にテイクダウンに飛び込むと、リッチーはスミスの即頭部にヒジを連打。この一連のヒジ打ちが15分間を通じてもっとも激しい打撃の攻防であったと言えるかもしれない。スミスはそこから1ラウンドを完全にコントロール。リッチーを金網に押し付け、何もマットに投げつけるとかなりの時間を費やしリアネイキッド・チョークを狙い続けた。

2ラウンドに入り両者が互いにキックを交換する展開からリッチーはローブローを被弾し体を“く”の字に曲げた。しかしレフリーのスティーヴ・マザガッティがブレークを命じなかったため、スミスは攻撃を続行、リッチーもこれを強烈なフックで迎え撃ち相手の喉を打ち抜いた。リッチーはレフリーがブレイクを命じるべきでは?とレフリーに目をやったものの、奇妙な時間が経過したのち、再びコルトン・スミスのレスリングが試合を支配し始めた。そこから残り時間全体でスミスはスタンドでもグラウンドでもリッチーのバックを奪い、執拗にリアネイキッド・チョークを狙い続けたが極めることはできなかった。

残り時間1分、リッチーは死力を振り絞り上下を入れ替えるとスミスのバックを奪い、リアネイキッド・チョークからアームバーとフィニッシュを狙ったものの、両者はすでに汗で滑りやすく、最後の逆転のサブミッションが決まることはなかった。

ジャッジは30-27、30-27、そして30-26で米軍軍曹のコルトン・スミスを勝者として支持し、スミスは戦績を6勝1敗と伸ばした。トライスターでトレーニングをつむ、通常は155ポンドで試合をしているリッチーの戦績は8勝3敗となった。

スミスの試合後インタビューはこちら

パット・ベイリー vs. シェーン・デル・ロザリオ

ザ・ジョイントで行われた2つのヘビー級の激闘の最初の試合には打撃で知られるパット・ベイリーとシェーン・デル・ロザリオが登場。両者は試合の序盤はグラウンドの展開を繰り広げファンを驚かせたものの、その後必然的とも思われるKO決着が生み出された。

第1ラウンドはおなじみのデル・ロザリオのミドルキックとベイリーのローキックが飛び交う展開となった。両者が組み合うと、デル・ロザリオはベイリーのわき腹と太ももに膝を繰り出し、残り時間の大半を両者が攻防を繰り広げることになった金網際まで押し込んだ。そこではデル・ロザリオが5インチの身長差とリーチ差、そして巧みなレスリングを駆使してベイリーをコントロールするとテイクダウンに成功。背後からリアネイキッド・チョーク、そして何度かアームバーに捉えてベイリーを脅かした。タフなベイリーはほんの少々ディフェンスをするとラウンド終了時にはトップ・ポジションを取り返していた。

しかし第2ラウンドに入るとベイリーは、まさにファンが楽しみにしていたもの、そして何故彼が“Hype or Die(盛り上げられないなら死んだ方がマシ!)”と呼ばれているのか、その理由をまざまざと見せ付けた。オーバーハンドの一撃でデル・ロザリオを硬直させ、そのダメージを見て取ったベイリーはパンチを連打しながら相手に突進し、デル・ロザリオを殴り倒した。ベイリーの8勝(5敗)目は2ラウンド26秒に訪れ、デル・ロザリオは13戦のうちわずか2敗目を喫することになった。

感情的なベイリーの試合後インタビューはこちら

ダスティン・ポワリエ vs. ジョナサン・ブルッキンス

フェザー級のダスティン・ポワリエとジョナサン・ブルッキンスはメインカードのオープナーでとんでもなく獰猛な乱打戦を展開しザ・ジョイントに詰め掛けたファンを総立ちにさせ、そして彼ら自身もファイターとしての名声を一層高いものとした。

すでにレスリングで実績を残しているTUF 12優勝者のブルッキンスは打撃の攻防の向上を見せ、1ラウンドの序盤にポワリエに強打を叩き込み距離をつめると、この試合全体を通じて非常に高い精度で命中し続けた下から突き上げるようなフックを多用してポワリエを追いかけた。両者が互いに打ち合いに転じると、共に相手の正面で足を止めてヘビー級の喧嘩屋同士のような乱打戦を展開した。最初のテイクダウンに飛び込んだのはポワリエだったが金網際で動きが止まり攻防をリセットすることを余儀なくされた。

中央に戻るとポワリエは6フィートの身長の相手に対し、ついに距離をつめることに成功した。強烈な右の一撃がブルッキンスを後退させ、そこに左の強打が追い討ちをかけた。距離をつかんだポワリエは素晴らしい精度でその打撃をブルッキンスのアゴに命中させ続けた。序盤とは打って変わった展開となり、ポワリエは前へと打撃の圧力を強め、ブルッキンスをオクタゴン際へと追い込んだ。至近距離からのヒジがブルッキンスをぐらつかせると、ブルッキンスはほとんど本能的にテイクダウンに飛びこんだ。そこをポワリエはすかさずアナコンダ・チョークに捕らえるとグラウンドに引きずり込み、1ラウンド4分15秒、ブルッキンスからタップを奪った。

この勝利でポワリエは5月に“コリアン・ゾンビ”ことジョン・チャンソンに喫したUFCでの唯一の敗北から復活し、戦績を13勝2敗と伸ばした。ブルッキンスは14勝6敗となった。試合後のインタビューでポワリエは、この勝利が5月の-アナコンダ・チョークによる-敗北を清算するだけでなく、挑戦しながらも出演がかなわなかった、そしてジョナサン・ブルッキンスが優勝したTUF 12に対する自身の思いを清算するものであることを明らかにした。

ポワリエの試合後インタビューはこちら

パイル、勝利を重ねる: TUF 16 フィナーレ、プレリム結果

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6年ぶりにラスベガスのハードロック・ホテルにあるザ・ジョイントで開催されたUFCではルスタム・カビロフ、ヒューゴ・ヴィアナそしてTJ ワルド・バーガーらがスターの座を確実のなものにする素晴らしいパフォーマンスを熱狂的なフィニッシュが続出したアンダーカードで披露した。

マイク・パイル vs. ジェイムズ・ヘッド

この晩注目を集めた一線でマイク・パイルは1ラウンド1分55秒、素晴らしいムエタイ流のヒザでオクラホマのレスラー、ジェイムズ・ヘッドを連勝記録を断ち切り2012年で3度目と成る1ラウンドTKOをマークした。

37歳のパイルは24勝8敗1分け。最近の7試合のうちの唯一の敗北もトップコンテンダーの一人、ローリー・マクドナルドに喫したものだ。ヘッドはこれで9勝3敗となった。

ジョニー・ベッドフォード vs. マルコス・ヴィニシウス

1年間、負傷によりオクタゴンを離れていた“ブルータル”ジョニー・ベッドフォードはそのニックネームどおり、TUF ブラジル出身のマルコ“ヴィーナ”ヴィニシウスを6分間でしとめることに成功した。

この勝利でベッドフォードは19勝10敗、ヴィニシウスは20勝5敗1分けとなった。

ベッドフォードの試合後インタビューはこちら

ヴィンク・ピチェル vs. ルスタム・カビロフ

ロシア生まれ、現在はジャクソンズでトレーニングを重ねるルスタム・カビロフにとって、これまで無敗を誇ったTUF Liveのノックアウト・アーティスト、ヴィンク・ピチェルをしとめるのに必要な時間はわずか2分15秒だった。このサンボ王者は徹底的なレスリング技術で試合をコントロールし、そして最終的にはピチェルをノックアウトした。

カビロフはUFCデビュー戦で鮮烈なパフォーマンスを発揮、戦績を15勝1敗と伸ばし、多くのファンからの声援を受けていたカリフォルニアのピチェルはこれで7勝1敗となった。

カビロフの試合後インタビューはこちら

TJ ワルドバーガー vs. ニック・カトーネ

柔術茶帯同士の対戦となったウェルター級の一戦ではTJ ワルドバーガーのテクニックがニック・カトーネの巨躯を上回り、ワルドバーガーはそのキャリアで13個目のサブミッションによる勝利を手中に収めた。

「1ラウンドは彼が強いのは分かっていた。だからとにかくその猛攻をしのいでできる限り彼を疲れさせたんだ。」ワルドバーガーは語った。「トライアングルに捕らえてすぐにフィニッシュできて俺はとてもハッピーだよ。」ワルドバーガーはこれで16勝7敗、カトーネは9勝4敗となった。

ワルドバーガーの試合後インタビューはこちら

ルーベン・デュラン vs. ヒューゴ・ヴィアナ

マイク・リオとヒューゴ・ヴィアナが同じニックネームを選んだため、土曜のハード・ロックではウルヴァリンは2勝0敗となった。先に行われたライト級の一戦が展開のゆっくりとしたものだったため、TUF ブラジルのスター選手、ヴィアナが少なくとも5回はルーベン・デュランをダウンさせると言うこのバンタム級の一戦が会場に熱気を取り戻した。

がっちりとした135ポンドファイターたちの試合が始まると、ファーストコンタクトでヴィアナはデュランをダウンさせた。それに続く1分の間、デュランは傷つき、さらに2度にわたりぐらつかされたが、自身の胸を叩いてウルヴァリンにもっと前に出て来い、と懇願した。両者は一瞬金網際で組み合ったがすぐに中央に戻ると、2インチのリーチの不利をものともせずにヴィアナが単発の強打を何発もデュランのアゴに真っ向から叩き込み、デュランは何度かマットに倒れこんだ。左ストレートがデュランを打ち抜くと、デュランはマットに文字通り倒れこんだが、なんとか立ち上がった。そこに猛烈な右が襲い掛かり、文字通りデュランを錐揉みさせるように吹き飛ばし、デュランがマットに昏倒したところでレフリーが試合をストップ。1ラウンド4分5秒の出来事だった。

この勝利でパワフルなブラジリアン、ヒューゴは7勝1敗、デュランは8勝4敗1分けとなった。

ヴィアナの試合後インタビューはこちら

マイク・リオ vs. ジョン・コーファー

TUF Live出身の二人のライト級がラスベガスで対決。ジョン・コーファーとマイク・リオは忍耐強く様子を伺いながら3ラウンドの大半をグラップリングの費やした後、リオがキャリア9つ目の勝利をもぎ取った。

「俺はサイドマウントに居て体を起こしたらスペースが生まれて相手にカウンターのチャンスを与えてしまうことは分かっていた。」リオは語った。「俺が動いたとき、彼がそこを衝こうとしてきたので腕狙いに切り替えたんだ。それが功を奏したよ。」

この勝利でリオは9勝1敗に、コーファーは7勝4敗になった。

リオの試合後インタビューはこちら

ジャレッド・パパジアン vs. ティモシー・エリオット

この晩のアクションは常に熱戦が行われるフライ級からスタート。ジャレッド・パパジアンがフライ級に初登場し、ティモシー・エリオットと対戦した。ミズーリのエリオットは1ラウンドの偶発的なイリーガルのヒザ蹴りというアクシデントを克服し、2ラウンド、そして3ラウンドとパパジアンを痛めつけ、ユナニマス判定での勝利を挙げた。

減点に加え、二人のジャッジが最終ラウンドを10-8と採点したため、最終的なスコアは30-25、30-25、そして30-26だった。エリオットはこれで9勝3敗1分け、パパジアンは14勝9敗1ノーコンテスト、UFC戦績は0勝3敗となってしまった。

GSP vs. ディアス、3月16日、モントリオールのウェルター級トリプルヘッダーで実現。

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UFCのウェルター級、TOP 10のうち6人のファイターがモントリオール大会に登場。カーロス・コンディットローリー・マクドナルドと対戦。ジョニー・ヘンドリックスは<ジェイク・エレンバーガーと対戦。そしてアレッシオ・サカラパトリック・コーテとの再戦に望む。

UFC® 158: サンピエール vs ディアスはモントリオールのベルセンターで開催。チケットの発売は北米時間1月19日土曜日から。

ネバダ州ラスベガス-18ヶ月に及んだ負傷による戦線離脱から見事な復活をとげ王座を統一したUFC®ウェルター級王者のジョルジュ・サンピエールが2013年3月16日にモントリオールのベルセンターに帰ってくる。対戦相手は元STRIKEFORCE®覆うじゃのニック・ディアスだ。サンピエール(23勝2敗)は現在170ポンド級の頂点に君臨し、10連勝を記録しているが、激しく、そして予想不可能なディアスを置いて他、この王者によりモチベーションを与えることのできる対戦相手は居ないだろう。

「ジョルジュ・サンピエールがニックディアス戦を要求してきた。彼には彼らの間に遣り残しがあることが分かっているからね。そしてディアスは同意してくれた。」UFCプレジデントのデイナ・ホワイトは語った。

謙虚な31歳のサンピエールはすでにカーロス・コンディット、マット・ヒューズ(二度)、ジョン・フィッチBJ ペン(二度)、ジョシュ・コスチェック(二度)そしてジェイク・シールズたちを撃破してきたが、ストックトンからやってきたこのサウスポーよりも彼にやる気を起こさせる対戦相手は他に居ないだろう。本来この試合はUFC® 137で行われる予定であったがサンピエールの膝の負傷も含む一連の出来事によりこれまで実現されることはなかった。

「次に僕が誰と試合をするべきか、と言うことに関して多くの議論があったけれど、僕自身にとって選択肢は一つだ。」サンピエールは語った。「因縁をつけてきたのは彼の方だ。でも僕自身も待ちきれないよ。」

STRIKEFORCE®で長期にわたりウェルター級王者として君臨したニック・ディアスはその頂点に上り詰めるまでにKJ ヌーン、エヴァンゲリスタ・サントス、そしてポール・デイリーらを粉砕してきた。そしてカーロス・コンディットに敗北しその暫定王位を失い、懲罰的な1年間のサスペンションを宣告される前には元2冠王のBJ ペンを相手に圧倒的な勝利を収めている。しかしディアスはついに彼が熱望してきたこの試合のチャンスを手に入れた。

「こいつ俺がやりたかった試合だ。」ディアスは語った。「俺は金網に入ってモントリオールのど真ん中でジョージ・サンピエールをぶちのめして、俺こそが世界最高のウェルター級だと言うことを見せてやる。」

UFC® 158:サンピエール vs. ディアスの一般向けチケットは北米時間1月19日午前10時ETより販売開始。UFC® 158のチケット販売、チケット価格、そして対戦カードなどの情報は来月にアナウンスされる予定だ。

対戦カードは諸事情により変更となる可能性があります。あらかじめご了承ください。

Ultimate Fighting Championship®について


アクション満載の見逃せない大会で、世界各地の巨大アリーナやスタジアムを満員札止めにしてきたことで世界的に有名なUFC®は、世界トップの総合格闘技(MMA)団体です。所有・運営はZuffa, LLC、ラスベガス本社と、ロンドン・トロント・北京の現地オフィスから、UFCは年間30大会以上を開催し、世界最大のペイ・パー・ビューイベントプロバイダーとなっています。2012年、UFCはFOX Sports Media Group と画期的な7年間の放送契約を締結、一気にメインストリームの座にのぼりました。この契約により、FOXネットワークでの年間4回の大会生中継、FOX傘下のFXおよびFUEL TVでの大会中継と長時間の番組放映を行うこととなりました。もちろん、テレビ史上最長寿のスポーツリアリティショー、The Ultimate Fighter®もFXで放送されます。

FOX中継に加え、UFCの番組は世界145の国と地域で、ほぼ8 億世帯に向けて、30言語で放送されています。さらにUFCのコンテンツは、米国ではJoe Hand Promitions、 カナダ(英語版)ではPremium Sports Broadcasting Inc.、オーストラリアではMain Event 、ケベック(仏語版)ではInterboxによって、バーおよびレストラン向けに配信されております。UFCはまた、何百万ものファンと、自社ウェブサイトUFC.comや、ソーシャルメディアサイトFacebookおよびTwitterでつながっています。UFCのデイナ・ホワイト社長のTwitterフォロワー数は200万人、スポーツ業界で最もアクセスしやすく、最もフォローされている社長であるとされています。付帯事業としては、ベストセラーDVD、国際的に配給されている雑誌、世界中にライブ中継やビデオオンデマンドを提供しているUFC.TV、THQ社が配給するベストセラーテレビゲームUFC Undisputed®、現在EA社が開発中の新しいゲーム、UFC GYM®、UFC Fight Clubのアフィニティ・プログラム、UFC Fan Expo®、UFCブランドのアパレルやトレーディングカードがあります。

TUF 16 フィナーレ、試合後記者会見&ファイトナイトボーナスの行方

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Seven fighters attended The Ultimate Fighter 16 Finale post-fight press conference - マイク・リッチー、パット・ベイリー、コルトン・スミスロイ・ネルソンマット・ミトリオーンマイク・パイル、そしてダスティン・ポワリエら7人のファイターがジ・アルティメット・ファイター16フィナーレの試合後記者会見に出席した。

2ラウンドに同級のキックボクサー、シェーン・デル・ロザリオをノックアウトしたベイリーがノックアウト・オブ・ザ・ナイトを獲得した。一進一退の1ラウンドの後、ベイリーは2ラウンド序盤にパンチをロザリオに叩き込みふらつかせると、追い討ちのパウンドでレフリーのストップを呼び込んだ。

ニック・カトーンに対する二度目の勝利でTJ ワルドバーガーがサブミッション・オブ・ザ・ナイトを獲得。ワルドバーガーはすばやくニックを三角絞めに捉えて相手を眠りに付かせた。

開幕試合で死闘を演じたティム・エリオットとジャレッド・パパジアンがファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得した。二人のフライ級は互いに流血しながら激闘を演じた。試合はエリオットがユナニマス判定で勝利した。

ボーナスを獲得したファイターにはそれぞれ4万ドルが支給された。

さらに伝統的なファイトナイト・ボーナスの支給がアナウンスされ、TUF 16のシーズンを通したベスト・サブミッション、ベスト・ノックアウト、そしてベスト・ファイトが選定された。

サブミッション - ジェイムズ・チェイニーを下したジョン・マンリーが獲得。
ノックアウト - ネイル・マグニーを下したマイク・リッチーが獲得。
ファイト - コルトン・スミス vs. エディ・エリス戦が獲得。

ボーナス獲得ファイターにはそれぞれ2万5千ドルが支給された。

コーテ、UFC 158でスターファイター居並ぶウェルター級戦線に参戦

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UFC 158でのアレッシオ・サカラとパトリック “ザ・プレデター” コーテの発表のすぐその後、サカラは健康上の理由からこの試合の欠場を余儀なくされることと成った。

恐らくウェルター級のこのほかのカードのラインナップに刺激を受けたと思われるコーテは170ポンドへの転向を決意。モントリオール在住のコーテは“ビシャス”ボビー・ヴォエルカーを相手にウェルター級デビュー戦を行うことに口頭で合意した。



3月16日モントリオール、ウェルター級トリプルヘッダーのメインはGSP vs. ディアス
12月15日更新
カーロス・コンディットローリー・マクドナルドと対戦。ジョニー・ヘンドリックスは<ジェイク・エレンバーガーと対戦。そしてアレッシオ・サカラパトリック・コーテとの再戦に望む。

UFC® 158: サンピエール vs ディアスはモントリオールのベルセンターで開催。チケットの発売は北米時間1月19h日土曜日から。

ネバダ州ラスベガス-18ヶ月に及んだ負傷による戦線離脱から見事な復活をとげ王座を統一したUFC®ウェルター級王者のジョルジュ・サンピエールが2013年3月16日にモントリオールのベルセンターに帰ってくる。対戦相手は元STRIKEFORCE®覆うじゃのニック・ディアスだ。サンピエール(23勝2敗)は現在170ポンド級の頂点に君臨し、10連勝を記録しているが、激しく、そして予想不可能なディアスを置いて他、この王者によりモチベーションを与えることのできる対戦相手は居ないだろう。

「ジョルジュ・サンピエールがニックディアス戦を要求してきた。彼には彼らの間に遣り残しがあることが分かっているからね。そしてディアスは同意してくれた。」UFCプレジデントのデイナ・ホワイトは語った。

謙虚な31歳のサンピエールはすでにカーロス・コンディット、マット・ヒューズ(二度)、ジョン・フィッチBJ ペン(二度)、ジョシュ・コスチェック(二度)そしてジェイク・シールズたちを撃破してきたが、ストックトンからやってきたこのサウスポーよりも彼にやる気を起こさせる対戦相手は他に居ないだろう。本来この試合はUFC® 137で行われる予定であったがサンピエールの膝の負傷も含む一連の出来事によりこれまで実現されることはなかった。

「次に僕が誰と試合をするべきか、と言うことに関して多くの議論があったけれど、僕自身にとって選択肢は一つだ。」サンピエールは語った。「彼が因縁をつけたんだ、僕自身も待ちきれないよ。」

STRIKEFORCE®で長期にわたりウェルター級王者として君臨したニック・ディアスはその頂点に上り詰めるまでにKJ ヌーン、エヴァンゲリスタ・サントス、そしてポール・デイリーらを粉砕してきた。そしてカーロス・コンディットに敗北しその暫定王位を失い、懲罰的な1年間のサスペンションを宣告される前には元2冠王のBJ ペンを相手に圧倒的な勝利を収めている。しかしディアスはついに彼が熱望してきたこの試合のチャンスを手に入れた。

「これが俺がやりたかった試合だ。」ディアスは語った。「俺は金網に入ってモントリオールのど真ん中でジョージ・サンピエールをぶちのめして、俺こそが世界最高のウェルター級だと言うことを見せてやる。」

マガリャエスの負傷により1月19日の試合が消滅

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チアゴ“ボダオン”ペルペチュオの代役だったミドル級のカイオ・マガリャエスが負傷により1月19日の試合からの欠場を余儀なくされた。この試合で対戦を予定していたマイケル・クイパーは1月26日のシカゴ大会に参戦することになった。




UFC 155 公式計量結果

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UFC 155ではジュニオール・ドス・サントスケイン・ヴェラスケスによるヘビー級のタイトルマッチをメインイベントに、そしてライト級のジョー・ロウゾンジム・ミラーの一戦も行われるUFC 155はネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催され、その模様は日本時間日曜日正午よりPPVによるライブ中継で放映される。また日本時間午前10時からFXによる4試合のプレリミナリー・ファイトのライブ中継、そしてUFC on Facebookが“いいね”なファンのために3試合のプレリミナリー・ファイトが午前8時35分よりストリーミング中継も行われる。

メインイベント – UFC ヘビー級チャンピオンシップ
ケイン・ヴェラスケス (240) VS ジュニオール・ドス・サントス (239)

ペイパービュー・メインカード
ジョー・ロウゾン (156) VS ジム・ミラー (156)
コスタ・フィリッポウ (186) VS ティム・ボーシュ (186)
アラン・ベルチャー (186) VS 岡見勇信 (184)
デレク・ブランソン (185) VS クリス・リーベン (185)

FX ファイト
エディ・ワインランド (135) VS ブラッド・ピケット (136)
バイロン・ブラッドワース (136) VS エリク・ペレス (136)
ジェイミー・ヴァーナー (155) VS メルヴィン・ギラード (155)
マイルズ・ジュリー (155) VS マイケル・ジョンソン (154)

オンライン・ファイト
トッド・ダフィー (249) VS フィル・デ・フリーズ (245)
マックス・ホロウェイ (145) VS レオナルド・ガルシア (146)
ジョン・モラガ (126) VS クリス・カリアーゾ (125)

ゴイート、その力を証明、ワインランドが勝利: UFC 155 プレリム結果

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ラスベガス-土曜日の夜にMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催されたUFC 155に登場したエリク・ペレスマックス・ホロウェイのような急成長中の有望選手が目覚しい活躍を見せる中、エディ・ワインランドジェイミー・ヴァーナー(両者は共に元WEC王者)たちも依然として第一線級の実力を披露した。

ブラッド・ピケット vs. エディ・ワインランド
FXプレリムで実現したバンタム級の注目の一戦、エディ・ワインランド対ブラッド・ピケットは3ラウンドに渡るスタンドでの激闘となり、試合は30-27、29-28、そして30-27のスプリット判定でワインランドが勝利した。

キャリア20勝目と成る勝利をものにしたワインランドはこれで20勝8敗、ピケットは23勝7敗となった。

ワインランドの試合後インタビューはこちら

エリク・ペレス vs. バイロン・ブラッドワース
バンタム級史上最速KO記録を持つエリク・ペレスはおなじみのルタ・ドールのマスクを被って登場し、バイロン・ブラッドワースを4分少々で粉砕し、再び観客の度肝を抜いた。

大振りのパンチで打って出たブラッドワースを金網に押し込んだペレスはガードを固めるブラッドワースを無数のパンチとヒジで痛めつけると、そのボディにヒザを突き刺した。残り時間1分少々、ブラッドワースをまたいで立っていたペレスは猛烈な右を振り下ろすとそこから鉄槌につなげ、試合を3分40秒で終わらせた。

ペレスの試合後インタビューはこちら

24歳のペレスはこの勝利で連勝を8つに伸ばすと戦績を13勝4敗とした。ブラッドワースは6勝3敗、オクタゴン戦績は0勝2敗となった。

メルヴィン・ギラード vs. ジェイミー・ヴァーナー
TUF 16フィナーレでの対戦がヴァーナーの疾病によりキャンセルされたその2週間後、ジェイミー・ヴァーナー対メルヴィン・ギラード戦がついに実現。試合はヴァーナーのテイクダウンが彼にスプリット判定での勝利をもたらした。

ジャッジは試合をワンサイド、と評価したが全ジャッジが同じファイターを評価したわけではなかった。ヴァーナーのスコアは30-27、30-27、そして27-30。ともあれヴァーナーはこれで21勝7敗1分け2ノーコンテスト、ギラードは47勝13敗3分け1ノーコンテストとなった。

ヴァーナーの勝利のハイライトはこちら

マイケル・ジョンソン vs. マイルズ・ジュリー
FX中継の開幕試合で新たな若き有望ファイター、24歳にして無敗を誇るTUF Liveのマイルズ“フューリー”ジュリーが3ラウンドにわたりTUF 12のファイナリスト、マイケル・ジョンソンをコントロールし判定で勝利。ファンに鮮烈な印象を残した。

ジャッジは3名とも30-27でジュリー。ジュリーはこれで11勝無敗。13勝7敗と成ったジョンソンの連勝記録は2012年4試合目にして断ち切られ、3でストップすることになった。

ジュリーの勝利のハイライトはこちら

フィル・デ・フリーズ vs. トッド・ダフィ
ここまでFacebookで中継されたUFC 155の3試合が典型的なストライカーvs.グラップラーであったが、ヘビー級のトッド・ダフィの一戦は秒殺決着。ダフィ1ラウンドTKOで勝利し自身のオクタゴン復活に花を添えた。

ダフィーはこの勝利で8勝2敗、出・フリーズは9勝2敗1ノーコンテストとなった。ダフィの試合後インタビューはこちら

レオナルド・ガルシア vs. マックス・ホロウェイ
ファイト・オブ・ザ・ナイトを3度獲得している人気者、レオナルド・ガルシアはなんとか勝利街道に復帰しようと奮闘したものの、3ラウンドでは追い上げる時間が足りず、本来の対戦相手、コーディ・マッケンジーの代役で急遽出場した21歳のストライカー、マックス・ホロウェイにスプリット判定で苦杯をなめた。

両者は互いに勝利を確信して両腕を突き上げ、ホロウェイは口笛を鳴らしガルシアの健闘を称えた。しかしジャッジが勝者とすることができるのはただ一人、29-28、29-28、そして28-29で判定を勝ち取ったのはホロウェイだった。ガルシアはこれで4連敗となり、戦績は19勝10敗1分けとなった。UFC最年少ファイター、ホロウェイは戦績を7勝1敗と伸ばし、その前途はいよいよ洋々としている。

ホロウェイの試合後インタビューはこちら

クリス・カリアーゾ vs. ジョン・モラガ
UFC 155の第1試合はアリゾナのフライ級、ジョン・モラガとクリス・カリアーゾの一戦となり、モラガが3ラウンドにタップを奪い、プロ12勝目を積み上げた。

この勝利でモラガは12勝1敗。これまで3連勝をマークしてきたカリアーゾは14勝4敗となった。

ミラーとロウゾンの大死闘! :UFC 155 メインカード結果

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二人のライト級戦士、ジム・ミラージョー・ロウゾン。それぞれ13試合をUFC で経験し、二人合わせて15ものポストファイトボーナスを獲得している両雄は、期待を裏切ることのない激闘を展開してみせた。この日、他の三つのミドル級戦を上回る輝きをみせたこの試合は、年間ベストバウト候補のリストに土壇場で滑り込むものと言えよう。

ジム・ミラー vs. ジョー・ロウゾン

共に打たれ強く、オールラウンドファイターにして電光石火のサブミッションアーティスト同士の二人、ミラーとロウゾン戦いは、あたかも合わせ鏡を見るが如き戦いになるだろうと予想されていた。かくして試合終了後、その合わせ鏡は血で彩られたものとなった。両者の戦いに魅了された会場は、 判定勝ちをおさめたミラーを惜しみなく称えた。

試合開始とともに、いつも通り積極的に攻撃を仕掛けたのはロウゾン。対するミラーもまったく劣らない勢いをもって、突進してくるロウゾンを迎撃した。逆にロウゾンをケージ際に追い詰めアッパーカットでふらつかせたミラーは、さらにローキックでロウゾンをマットに這わせてみせる。その後ミラーが接近戦からのヒジの連打でロウゾンの額をカット。さらにスタンド状態での肩固めを仕掛けると、ロウゾンの開いた傷口から血が流れ出て、ドクターによる傷口のチェックのため試合が中断されることとなった。再開後もパンチで畳み掛けるミラー。それを楽しむかのように耐えて逆にパンチで逆襲に出るロウゾン。両者の蹴りが交錯してお互いマットに這う場面もあったこのラウンド、両者とも一歩も退かずに打ち合い続け、終了のブザーが鳴ると観衆はスタンディングオベーションで二人を称えた。

2ラウンド開始早々、柔術黒帯のミラーがテイクダウンを決める。サブミッションでは負けていないロウゾンは、下からミラーの片腕を抱えて反撃の体勢に。やがてロウゾンはスイープに成功。しかしここで、ロウゾンの剥がれかかったグローブのテープをカットするために試合はまたしても一時中断。再開後ラバーガードを取るミラーに対して、ミラーを持ち上げて立ち上がってマットに叩き付けるロウゾン!ダメージこそ与えられなかったものの、大いに観衆を沸かせてみせた。さらに腕十字や膝十字を狙ってゆくロウゾンだが、両者血塗れで滑り易くなっていることもありミラーがエスケープ。このラウンドの終了後も、観衆はまたしてもスタンディングオベーションで両者を迎えた。

3ラウンド、両者は激しい出入りを繰り返しつつボクシングの攻防を展開した。やがてボディ打ちにいったロウゾンが転倒。ミラーを自らのガードの中に誘おうとするロウゾンだが、ミラーは自ら望むスタンド状態での戦いをキープする。ロウゾンが左のパンチと膝を当てると、ミラーはロウゾンを掴んで右の肘を連打して返す。残り1分を切ったところで、ロウゾンが飛び込んでフライングレッグロック狙いからギロチンに移行!しかしそこで惜しくも試合終了のブザーが鳴った。

「ロウゾンを倒すためには、全力を出し尽くさないと分かっていたんだけど、結局決めきれなかったよ」と試合後にミラーは語った。「それほど凄い選手だってことだ。土壇場で彼は勝つためにあんな技まで繰り出したんだよ。」

ジャッジはいずれも29-28でミラーの勝利を支持。ミラーは通算成績を22勝5敗とし、ロウゾンのほうは22勝8敗となった。試合後の会見において、この試合がファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれたことがアナウンスされた。両者の死闘はボーナスという形で報われることとなった。

ティム・ボーシュ vs. コスタ・フィリッポウ
観客を沸かせることができずに判定決着したミドル級試合が二つ続いた後、コスタ・フィリッポウはティム・ボーシュを3RKOに葬り、とうとう観客にミドル級試合での完全決着を提供してのけた。

ボーシュは試合開始後すぐに、元プロボクサーのフィリッポウをフェンスまで追いつめる。そこからシングルレッグを狙うものの、フィリッポウに首を狙われることに。やがて攻防がマット中央に戻ると、フィリッポウはボディ打ちに続きアッパーカットを炸裂させ、ボーシュの額からは汗のしずくが飛び散った。フィリッポウがさらに前に出ると、すかさずグラウンドに持ち込むボーシュ。セラとロンゴのもとでトレーニングを積むフィリッポウは、クローズドガードからボーシュの片腕を抱えて、残り35秒のところでブレイクに持ち込んだ。そこから容赦のないパンチのコンビネーションで前に出たフィリッポウだが、ラウンド終了間際にボーシュが放った何気ないハイキックを受けてぐらつくことに。

2ラウンド。開始後すぐにフェンス際にもつれ込んだ両者だが、やがてケージの中央に移動し、そこで一進一退の打撃の攻防を展開。フィリッポウの一発のパンチがボーシュの目を突くと同時にマウスピースも飛び出させ、試合は一旦中断した。再開後、テイクダウンを防がれたボーシュはグラウンドへとフィリッポウを誘い、そこから腕十字を狙う。しかしこの体勢でより有効な攻撃を繰り出したのは、上からパンチを放ったフィリッポウの方だった。

3ラウンド。おそらくどこか負傷して、さらに額から血を流すボーシュは、テイクダウンを狙って突っ込むもことごとく下のポジションに。グラウンド&パウンドを放っては立つフィリッポウに対して、ボーシュの方は徐々に立ち上がることを嫌がるようになってゆく。フィリッポウが上から打撃を当て続けると、2分21秒、とうとうレフェリーのキム・ウィンスローが試合をストップした。

「何度か新人のような間違いを犯してテイクダウンを取られてしまったけど、打ち合いになったら倒すことができたよ」と語ったフィリッポウはこれで5連勝。戦績を12勝2敗(1ノーコンテスト)に。片やボーシュはミドル級において初の黒星を喫し、戦績は16勝5敗となった。

フィリッポウの、試合後インタビューを見てみよう

岡見勇信 vs. アラン・ベルチャー
2006年、二人のミドル級戦士、アラン・ベルチャーと岡見勇信は、お互いのUFCデビュー戦で激突。その時は岡見が辛くも判定勝利を挙げた。それから6年、両者合わせて28試合をUFCで経験した後、両雄は再び相見えた。結果はまたしても同じもの、むしろより一方的なものであった。グラウンドで圧倒した岡見が3-0の判定勝ちをもぎとったのだ。

試合開始後、数発のローとハイキックを受けた岡見は、フェンス際までベルチャーを押し込んで動きを止める。必死に差し返そうとするベルチャー。やがて岡見が足を掛けて両者はグラウンドに。そこでベルチャーはギロチンからゴゴプラッタを狙ってゆく。危機を逃れた岡見が金網際のポジションを維持するのに対し、ベルチャーはガード、ハーフガードで守りを固めにいった。やがて岡見がサイドポジションを奪うと、ベルチャーは膝立ちの体勢に。岡見がベルチャーのバックに付こうとしている時、ラウンドが終了した。

2ラウンド。足を掛けて岡見を倒したベルチャーだが、岡見を立たせたところでギロチンを狙いに行き、結局はガードに引き込んでしまう。頭を抜いた岡見は再びハーフガードからパウンドでベルチャーを削りに行く。残り2分30秒のところでレフェリーがスタンドを命じた。これで自由を得たベルチャーのパンチがヒットし、ぐらつく岡見。しかし岡見はここで前に出て距離を詰め、またしても試合をフェンス際に持ち込む。 テイクダウンからハーフガードで上の体勢を取る岡見だが、レフェリーはやがて再びスタンドを命じた。

3ラウンドとなると元気を取り戻したベルチャー。攻勢に転じて岡見に有効打を当てる。しかし岡見はすぐに試合をまたしてもフェンス際に、続いてマット上に持ち込んだ。しかしここでトップを取ったのはベルチャー。岡見の首を狙いに行ったベルチャーは、岡見が立ったところで再びギロチンに。しかしガードの体勢から岡見が首を引き抜くと、試合はまたしても岡見がハーフガードの体勢で上からコントロールするという展開に戻った。場内のブーイングが増して行くのにもめげずに岡見はマウントへ。ベルチャーの頭を金網に押し付けた状態で、ボディと肩にパンチを集めた岡見は、さらなるグラウンド&パウンドへの扉をこじ開けていった。背中を向けたベルチャーに対し、岡見がバックから両足フックを入れてさらに攻撃を続けたところで、ラウンド終了を告げるブザーが鳴った。

ジャッジの判定は30-27、30-27、29-28でいずれも岡見を支持。一度タイトル挑戦を経験している岡見はこれで戦績を29勝7敗とした。一方、黒帯柔術家ベルチャーの戦績は17勝6敗となった。

岡見の試合後のインタビューを見てみよう


クリス・リーベン vs. デレク・ブランソン

数ヶ月もの間、ソーシャルメディアで試合を陳情していた甲斐あってストライクフォースからやってきたデレク・ブランソンは、直前で今大会のメイン・カードのオファーを受けた。ザ・クリップラーことクリス・リーベンの相手が負傷したのだ。果たしてブランソンはこのチャンスを最大限に生かしてのけた。ディヴィジョン2オールアメリカンレスラーのブランソンは、そのレスリング能力を用いて試合をコントロールし、リーベンを疲弊させた。彼はわずか8日間の準備期間の後に3-0の判定勝利をもぎ取ったのだ。

この試合で最初に攻撃を仕掛けたのは、ローを打っていったブランソンだった。その足を捕まえたリーベンだったが、ブランソンは組み付いてケージ中央でリーベンをテイクダウン。リーベンは素早く腕十字を仕掛けるも、ブランソンはスラムを用いてエスケープし、インサイドガードからヒジを放ってゆく。リーベンは立ち上がるも、ブランソンは再び投げからグラウンドへ。そこからマウントを奪って肩固めを狙って、さらにハーフガードからのパウンドを浴びせてゆく。リーベンは残り30秒のところで立ち上がり、クリンチから膝を放つものの、その強烈な拳はブランソンのコントロールの前に封じられてしまった。

1ラウンドを経てブランソンのグラウンド技術への警戒を深めたリーベンは、ブランソンがケージ際に押し込んで来るたびに巧みにディフェンスをしてのけた。リーベンが二発パンチを放つと、その威力を体感したブランソンはリーベンのボディに組み付いてテイクダウン。立ち上がろうとするリーベンに対してギロチンを狙ったブランソンは、スタンドに戻った後もパンチやローキックにおいても攻勢をかけていった。さらに肘やジャブも当てたブランソンは、出来た隙に乗じてテイクダウンを狙ってゆく。そのほとんどを防いでみせたリーベンだったが、そのぶん彼のパンチのスピードはどんどん下がっていった。

3ラウンドにおいては、しきりにアッパーカット狙っていったリーベン。しかしブランソンはジャブ、右ストレート、蹴りにテイクダウン狙いを織り交ぜて主導権を渡さない。そして1分経過時には再びテイクダウンを奪ってみせた。対するリーベンはケージを使って立ち上がり、スタンドから強烈な左を当て攻勢に出る。しかし、2つのラウンド中に四度も時計を見て残り時間を確認したブランソンは、残り45秒の時点でまたしてもテイクダウンを奪い、試合を決定づけた。ジャッジは三者ともに29-28でブランソンの勝利を宣告。ブランソンはUFC デビューを勝利で飾り、戦績を10勝2敗とした。一年以上ものブランクから復帰して敗れたリーベンはこれで22勝9敗となった。

「試合を受けた時に、すでにどんな戦いになるかは分かっていたんだよ。リーベンは全力で殴ってくるからね」とブランソンは語った。「2ラウンドには疲れてしまったんだけど、これはただ直前にオファーを受けてトレーニングをしたせいだと思うよ。」このように語ったブランソンはその後リーベンに向けて以下のようなツイートを送った「あんたのことはずっと尊敬していたんだ。恐ろしいファイターだ。チャンスをくれてありがとう。光栄だよ。」

ブランソンの試合後のインタビューを見てみよう

ケイン・ヴェラスケス、ヘビー級王座を奪還!:UFC 155 メインイベント結果

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12月29日土曜日、ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで行われたUFC 155。メインカードに登場した選手たちは、これまで合計で116試合をUFCにて経験、30もの特別ボーナスを獲得しているほどの豪華な大会だった。そのメインイベントにおいて、現王者ジュニオール・ドス・サントスと元王者ケイン・ヴェラスケスの二人の巨人が大激闘を展開し、なぜヘビー級の戦いこそがUFCの頂点にあるのかを見せつけた。ヴェラスケスは1ラウンド、その無尽蔵のスタミナとレスリング力をもってして、ドス・サントスを今まで経験したことのないほど追い詰めた。残りの4ラウンドにおいてもヴェラスケスはドス・サントスを圧倒。見事に王座を奪還するとともに、前戦における64秒KO負けの雪辱を果たしてみせた。.

試合開始早々から距離を詰めて何度もシングルレッグテイクダウンを狙うヴェラスケスに対して、巧みに逃げてみせたドス・サントス。しかしラウンド中盤にヴェラスケスの右がクリーンヒット! この一撃で試合の流れが完全に変わることとなった。ダウンしたドス・サントスに対して、ヴェラスケスはグラウンドでの鉄槌の連打で追い打ち。その後もヴェラスケスは何度もテイクダウンを決め、ドス・サントスをハーフガードの状態で、あるいはフェンスに固定して上から背後からパンチの雨を降らせたのだった。

2Rに入っても猛攻をやめないヴェラスケスは、ドス・サントスに組み付き、投げからバックを奪ってみせた。ドス・サントスの膝十時狙いから逃げると、ヴェラスケスはバックマウントを奪取して攻め立て、相手が立ちあがるとすかさず再びテイクダウン。幾度となく金網際でダメージの回復を計ったドス・サントスだったが、その度にヴェラスケスはパンチで追撃し、さらなるテイクダウンを奪っていく。たまらず亀の体勢を取り、ハーフガードに戻そうとする王者ドス・サントス。そのたびにヴェラスケスのパウンドでダメージを受けつつも、幾度となく立ち上がってみせた。ラウンド終盤には、ヴェラスケスが柔術茶帯の王者相手に腕十字を狙う場面も見られた。

3ラウンドになると回復の兆しをみせたドス・サントスは、ボディ、ジャブ、アッパーをヒット。しかし、ヴェラスケスはまたしても疲弊した王者からテイクダウンを決め、さらにフェンスに追いつめて容赦なくパンチを連打した。ドス・サントスは、 その後のテイクダウン狙いこそ何度か防いでみせたものの、前進を続けるヴェラスケスに対して有効な攻撃をなかなか当てられない。ヴェラスケスは王者をフェンスに追いつめは、王者にダメージを与えていった。

終盤の2ラウンドも同様の展開が続いた。つまり、ドス・サントスはテイクダウンこそ度々防いでみせるものの、スタンドで打ち負けて下がる場面が目立ったのだった。対するヴェラスケスは、終了近くに見事なテイクダウンを決めてさらにハイキックをヒット!強い印象を与えて試合を締めくくってみせた。5ラウンド戦い抜いた後の判定は50-45、50-43、50-44でいずれもヴェラスケス。王座の栄光に返り咲くとともに、通算成績を11勝1敗としてみせた。打たれ強さを見せつけたドス・サントスは、これがキャリア二度目の敗北。戦績は15勝2敗となった。

「ジュニオールがタフなストライカーであることは分かっていたよ。前回の試合ではあんなふうにやられちゃたしね。だから今回は入念に準備してきたんだ」とヴェラスケスは語った。「打撃とグラップリングを使ってうまくコントロールし、王座を取り戻すことができたよ。」

「ヴェラスケスは強いよ」と常に礼儀正しいドス・サントスは語った。「彼は素晴らしいグラップリンング力をみせたし、今日は打撃もすごく良かった。勝利を祝福するよ。」オクタゴンから去る前に、ドス・サントスはヴェラスケスと再戦することを誓ったのだった。たった今誕生したばかりの新王者が、そうしてタイトルを奪還したように。

UFC 155 試合後記者会見とボーナス獲得者

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UFC® 社長ダナ・ホワイトとともに UFC 155 の試合後記者会見に出席したのは、 ケイン・ヴェラスケス , ジム・ミラー, ジョー・ロウゾン, エリック・ペレズコスタ・フィリッポウ, 岡見勇信, and エディ・ワインランドの七名の選手だった。

ファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれたのは、ミラーとロウゾンが展開したエキサイティングな大流血試合。二人のライト級コンテンダーは一進一退の激闘を展開。ミラーが3-0の判定勝ちを修めたこの試合は観客の声援をさらってのけた。

サブミッション・オブ・ザ・ナイトは、第一試合に出場し、この日唯一のサブミッションによる勝利を挙げたジョン・モラガに。バンタム級レスラーのモラガは、3Rにフロントチョークでクリス・カリアーゾから見事に一本を奪ってみせた。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを獲得したのは

トッド・ダフィー。試合開始早々距離を掴んだダフィーは、強烈な打撃を連打して1Rでフィル・デ・フリーズ をマットに沈め、オクタゴン復帰戦を見事勝利で飾った。

上記4選手はそれぞれ 6万5千ドルを獲得した。

UFC Unleashed - Episode 2

ビスピンが英国最高のファイター達について語る

3月3日、日本人ミドル級トップコンテンダー、岡見勇信がさいたまスーパーアリーナに登場!

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元世界王者やトップコンテンダー、そして日本を代表するファイターたちが参戦する、UFC屈指の対戦カードがここに実現!

ヴァンダレイ・シウバ vs. ブライアン・スタン
マーク・ハント vs. ステファン・ ストルーブ
五味隆典 vs. ディエゴ・サンチェス
岡見勇信 vs. ヘクター・ロンバード
廣田瑞人 vs. ハニ・ヤヒーラ
キム・ドンヒョン vs. シアー・バハドゥルザダ
福田力 vs. ブラッド・タヴァレス
水垣偉弥 vs. ブライアン・キャラウェイ
クリスチアーノ・マルセロ vs. 徳留一樹
イム・ヒョンギュ vs. マルセロ・ギマラエス
カン・ギュンホ vs. アレックス “ブルース・リーロイ” キャセレス

日本が世界に誇るミドル級のトップコンテンダー、“サンダー”こと岡見勇信が、3月3日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催されるUFC JAPAN 2013への参戦が決まった。

和術慧舟會所属、神奈川出身の31歳の岡見が対戦するのは、PRIDEでも大活躍のヘクター“ライトニング” ロンバード。

岡見(29勝7敗0分け)はこれまで数々のUFCのベテラン選手に勝利しており、その中にはUFCミドル級王者のアンデウソン・シウバ も含まれている。
※2006年、アンデウソンの失格による反則勝ち。

ヘクター・ロンバード(32勝3敗1分け)と岡見は共に12月に圧倒的な勝利を挙げたばかりで、両者この激突の先にミドル級のタイトルを見据えている。

ライトヘビー級、5ラウンドのメインイベントには、元PRIDE®ミドル級王者、ヴァンダレイ・シウバ がに登場、米国海兵隊で輝かしいキャリアを持つブライアン・スタンと対戦する。

シウバは、PRIDEの最多勝利記録、最多KO勝利記録、最多タイトル防衛記録、最長連勝記録を有しているとおり、アグレッシブなファイト・スタイルで知られ、試合のほとんどが打撃によるノックアウト、またはレフリー・ストップにより決している。今回、シウバにとって2006年以来始めての日本での試合となる。一方、東京の横田基地で生まれたスタンは、海兵隊での戦闘によりシルバー・スター勲章を受勲している。軍を退役後、WEC®ライトヘビー級のタイトルを戴冠、防衛、その後UFCに参戦し、クリス・リーベン、ジョルジ・サンチアゴ、アレッシオ・サカラといった日本でもおなじみの強豪達から勝利を挙げている。

セミ・メイン・イベントでは、ヘビー級のトップコンテンダー、ステファン・ストルーブとマーク・ハントが激突。UFC史上最大の7フィートの身長を誇るストルーブは、待望の日本デビューであり、現在二つのサブミッション・オブ・ザ・ナイト、そして一つのファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得しての四連勝中と波に乗っている。ハントは、これまで日本に登場したファイターの中で、その闘争心とKOパワーでもっとも有名なファイターの一人だ。現在三連勝中、最後に試合をしたのは2012年2月に日本で開催されたUFC 144で、シーク・コンゴにKO勝利を収めている。

その他メインカードには日本のヒーロー、元PRIDE王者の五味隆典 vs. ディエゴ・サンチェスのライト級マッチ、韓国のキム・ドンヒョン vs. 日本でもおなじみのKOアーティスト、シアー・バハドゥルザダのウェルター級マッチもラインナップされている。

この他、日本の福田力とブラッド・タヴァレス のミドル級マッチ、日本のバンタム級、水垣偉弥 vs. ブライアン・キャラウェイ 、そして二人の韓国人ファイター、ウェルター級のイム・ヒョンギュ とバンタム級のカン・ギュンホ のUFCデビュー戦があり、それぞれマルセロ・ギマラエス とアレックス “ブルース・リーロイ” キャセレスと対戦する。

また日本の徳留一樹はクリスチアーノ・マルセロを相手にライト級でUFCデビュー戦を行い、さらにハニ・ヤヒーラと廣田瑞人による緊張感あふれるフェザー級の一戦も用意されている。
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