1月25日、シカゴ発。ユナイテッドセンターに集まったファンの多くはこの判定に納得していなかったようだ。しかし、この土曜日に開催されたUFC on FOXのメインイベントにて2−1の僅差の判定をものにしたのは、ベンソン・ヘンダーソンだった。ジョシュ・トムソンとの5ラウンド戦を制したヘンダーソンは、昨年8月アンソニー・ペティスにライト級王座を奪われた後の復帰戦をなんとか白星で飾ることに成功した。トムソンは、おそらく2ラウンド途中からは拳が折れた状態でこの試合を戦い抜いたのだった。激闘の末の採点は49−46、48−47、47−48。それを聞いた多くの観客からは、ブーイングが巻き起こった。
1ラウンドから前に出たヘンダーソン。しかしそれが裏目に出て、トムソンにクリンチからマットに叩き付けられてしまう。さらにバックを奪ったトムソンは様々な方法で仕掛けながら極めを狙ってゆく。ヘンダーソンは立ち上がることに成功するが、トムソンはヘンダーソンのバックに付いたまま離れない。やっと振りほどくことに成功したヘンダーソンは、逆にテイクダウンに成功。トムソンが立ち上がるとヘンダーソンはスタンディングの肩固めを仕掛けて行く。それを逃れたトムソンは終了間際にまたしてもテイクダウンを奪ってみせた。
2ラウンド序盤、試合はケージ際の攻防が続く。やがてレフェリーのブレイクが入ると、打撃を放ってきたヘンダー ... Read the Full Article Here
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