ほとんどのUFCファイターは劇的なノックアウトを食らったり、サブミッションを決められたりすることを不名誉に感じるものだ。あるいは、コナー・マクレガーのトラッシュトーク(舌戦)やロンダ・ラウジーの極め技も彼らの名を広めるのに一役買った。 長年のライバルとして知られるユライア・フェイバーとUFC 199で対決する“ザ・ドミネーター”ことドミニク・クルーズは、ソーシャルメディアで世間を賑わすこともなければ、ノックアウトを得意とする選手でもない。しかし、そんなことを本人はまったく気にしない。 「フェイバーの最大の敵はヤツのエゴだ。勝者として手を挙げられ、(オクタゴンを)去ることがフィニッシュさ」とUFC.comにクルーズは語った。 賢い頭脳とユニークな戦法で何度も王者に輝き、キャリアを築いてきたクルーズ。今年序盤にタイトルを獲得する以前、クルーズは前王者であるT.J.ディラショーが賢さに劣っているため自身を倒せないと批判し、オクタゴン内で知能を使って勝利を収めてきたことにプライドを示した。 また、クルーズはオクタゴンで試合をしていない時間を『FOX(フォックス)』の解説者として過ごしており、そこで際立つ分析力が試合のアドバンテージになると考えているようだ。他人の試合を分析する代わりに、自分の試合をも分析してしまうのがクルーズだ。 「自分で試合を分析して理解 ... Read the Full Article Here
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