2013年4月に開催されたUFC 157のメインイベント、ロンダ・ラウジー対リズ・カムーシェをもって戦いの火蓋を切ったUFC女子部門。この試合で初代の女子バンタム級チャンピオンを防衛したラウジーは、この後UFCのリアリティショー、ジ・アルティメット・ファイター(TUF)シーズン18(米国では2013年9月から11月に放送)にコーチ役で出演することとなる。この番組でチーム・ロンダに対抗するチームを率いるコーチ役として出演し、番組終了後には恒例のコーチ対決でロンダの持つベルトに挑戦するのは誰になるのか。それを決める一戦が、同じく2013年4月に行われたミーシャ・テイト対キャット・ジンガノであった。 テイトは元Strikeforceの美人王者として、UFC女子選手としてはすでにラウジーに次ぐ知名度があった。Strikeforceで行われたテイトとラウジーの激闘(2012年3月)に感銘を受けたデイナ・ホワイトが、UFCに女子部を設立しようと決心したという話は有名である。他方のジンガノは当時無名の存在、テイトのタイトル挑戦正当化に必要な脇役に過ぎないようにも見えた。試合は序盤から、いつもならスロースターターのテイトが寝ても立っても荒々しい攻撃でジンガノを圧倒、やはり下馬評通りこの試合はテイトがあっさりと制するものかと思われた。しかし、ジンガノをグラウンドで押さえつけた状態で第1ラウンド終了 ... Read the Full Article Here
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