UFC 194はジョゼ・アルド対コナー・マクレガーのフェザー級王座統一戦に加えて、セミファイナルもミドル級タイトルマッチという豪華な大会だ。総合13戦無敗の王者クリス・ワイドマンが4度目の防衛戦に臨む。UFC最多の16連勝記録を誇り"無敵"と呼ばれたアンデウソン・シウバに強烈なパンチを食らわせ、一撃KOして王座を奪取したのがワイドマンだ。2013年7月のUFC 162で起きたこの王座交代劇は"UFC史上最大の番狂わせ"と言われた。とはいえ、ワイドマンは再戦でもアンデウソンをTKOして初防衛しており、さらに2人の元ライトヘビー級王者(リョート・マチダとビクトー・ベウフォート)を破って実力を証明している。そんな王者とUFC 194で対戦するのは元ストライクフォース王者のルーク・ロックホールド。柔術世界王者ホナウド・ジャカレイを破って戴冠し、2度防衛した後、UFCに参戦。デビュー戦ではビクトーに初回KO負けと不覚を取ったが、その後は全試合完全決着で4連勝しており、絶好調だ。特に今年4月、リョートに一本勝ちしたのは大きい。この試合で、現地のテレビ解説を務めた王者ワイドマンはリョート勝利を予想しており、ロックホールドのチョークスリーパーによる勝利に驚愕していた。ワイドマン自身、昨年7月にリョートを破ったものの、5ラウンド判定まで持ち込まれており、まさか2ラウンドでロックホ ... Read the Full Article Here
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