土曜の夜にブラジル、リオデジャネイロのジナシオ・ド・マカラナジーニョで開催されたUFCファイトナイト大会のメインイベントでの一戦は、ロングアイランドのウェルター級、ライアン・ラフレアーがスターダムへとのし上がる舞台としてのお膳立てが整っていたかに見えた。しかし、蓋を開けてみればブラジルのコンテンダー、デミアン・マイアが5ラウンドにわたりそのブラジリアン柔術テクニックを如何無く発揮し、なぜ彼が依然としてMMA界最高のグラウンド・ファイターの一人として君臨するのかを万人に思い起こさせる結果となった。ジャッジの判定は3名とも48−46でランキング7位のマイアを勝者として支持した。2分少々をスタンドでの攻防に費やしたマイアはテイクダウンに成功するとすぐにポジションを有利にするべくパスガードを仕掛けた。ラフレアーは手堅い防御を見せていたがマイアはマウントポジションを奪取した。ニューヨーカー、ラフレアーにとって幸運だったのはラウンド終了までこのマイアのコントロールを許しながらも、それ以上をダメージを被弾する事がなかった事だろう。2ラウンドに入ると、マイアの一度目のテイクダウンを跳ね返したラフレアーだったが、マイアは二度目の試みでテイクダウンに成功すると再びその圧倒的なコントロールを発揮し始めた。必死の抵抗を続けるラフレアーだったが、残り時間90秒、マイアはマウントポジションからバッ ... Read the Full Article Here
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