5月24日、ラスベガス:この二人のオリンピックレスラー同士の試合前に、ダニエル・コーミエは対戦相手のダン・ヘンダーソンをレスリングで上回りたいと発言した。そして土曜夜、MGMグランドガーデンアリーナホテルで行われたUFC173の共同メインイベントにおいて、コーミエはまさにその言葉を実行したのだった。それだけではなく、コーミエはヘンダーソンを全局面で圧倒し、ライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズと、他の全てのこの階級の選手たちに宣戦布告を行ったのだった。
「これは俺のオクタゴンだ。俺がここの主だ」とコーミエは試合後宣言した。
1ラウンド、ヘンダーソンはファンの声援を背に必殺の右を狙ってコーミエに近づいてゆく。しかし次の瞬間コーミエは豪快にスラムでヘンダーソンを叩き付けてみせる。すぐにサイドをとって細かいパンチを落としていったコーミエは、しがみついてくるヘンダーソンを持ち上げてもう一度スラム。必死で凌ぎ続けたヘンダーソンは、残り1分のところでやっとスタンドに戻ることに成功したが、そこでもコーミエは右を放っていった。
2ラウンド、ヘンダーソンは右を放つが空振りし、またもやコーミエにテイクダウンされてしまう。なんとか逃れようと動くヘンダーソンだが、体格で上回るコーミエは巧みにコントロールを続け上を取り続けた。ヘンダーソンがこのように完全にレスリングで劣勢となるシーンはこれまであっただろ ... Read the Full Article Here
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