高校時代、バスケットボールを続けることを断念し、しかたなく男子レスリング部に入ることを決めたミーシャ・テイト。もし彼女にずば抜けたバスケットボールの能力が備わっていたら、日本時間6日(日)に行われるUFC 196でホリー・ホルムとの女子バンタム級タイトルマッチが実現することはなかっただろう。 「レスリングを始めて初日くらいに、何も太刀打ちできなくて、簡単に負かされて、そこからやめられなくなったの。今までに経験したことのない難しさだったし、逆にその難しさにハマったわ。“これ以上、下手にはならないし、ここからはうまくなるしかない”と思ってレスリングに没頭した」
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当時、常に体の大きい選手を相手にしていたテイトは、多くの人が気にもとめないところに自分だけの価値を見いだすようになったという。 体格も違えば経験値も異なる相手と試合する際のゴールについて「抑え込まれないように心掛けていた」と明かしたテイトは「小さいところで勝負していたわ」と続けた。 大学に進学したテイトは、そこで総合格闘技と出会うことになる。後にStrikeforce 王者にも輝き、女子ファイターのパイオニアの一人として、UFCへの道を開いた。 「私の前にも多くの女子ファイターが成功していたのは事実。だけど、昔は今みたいに女子ファイターを受け入れる体制ができ ... Read the Full Article Here
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