ガブリエル・ゴンザーガ vs. コンスタンティン・エロヒン スモールサイズのオクタゴンの中に二人のヘビー級ファイターが向かい合うと、オクタゴンが小さく見える。オーソドックスの両者はじりじりと動きながら攻撃の糸口を探り合う。ゴンザーガの飛び込みの右ストレートにエロヒンは退がりながらの左フックを狙う。12歳からボクシングを始めたロシアのエロヒンは筋金入りのボクサーだ。ガードを高く挙げたゴンザーガがミドルを繰り出し様子をうかがう。ゴンザーガがここで両足タックルを試みるが、エロヒンはしっかりとバックステップ。ゴンザーガの右ストレートにエロヒンがストレートで迎え撃ち、そこからの返しの左が相手の頭部を捉える。ガードの上からだったがゴンザーガの足が一瞬止まる。ゴンザーガはガードをしっかりと固めながらじっくりと前に出て時折タックルを織り交ぜる。残り時間10秒、不用意に距離を詰めたエロヒンをゴンザーガが奇麗にテイクダウンしたところで攻防の少ない１ラウンドが終了した。 ラウンド・インターバルにゴンザーガのセコンドからは「打撃はキックで行け、パンチは打ち合うな」と指示が出る。エロヒン陣営からはジャブで手数を増やす様に指示が出たようだ。スタミナに不安を抱えるエロヒンだがセコンドの指示通りフットワークを用いながらジャブを繰り出し始める。ゴンザーガの周りを回るエロヒンだが両者の手数は少なく観客席からはブーイン ... Read the Full Article Here
↧