UFC史上最大のスタジアム・イベントがこれまで最大のアップセットの一つの舞台となった。土曜日の夜にオーストラリアのメルボルンにあるエティハッド・スタジアムで開催されたUFC 193のメインイベントで、ホーリー・ホルムが2ラウンドにロンダ・ラウジーをノックアウトし、ロンダをその王座から引き摺り下ろした。「皆の愛情とサポートに包まれていました。」新たな女子バンタム級王者、ホーリー・ホルムは語った。「一体どうしたら私に出来ないっていうの?って感じていました。スタンド、グランプリング、それにレスリングまで最高のコーチに恵まれていましたから。」ボクシングでも複数の階級で世界王者になっているホルムはこれまで12連勝を重ねていた元オリンピック銅メダリストをほとんど容易く粉砕し、ボクシングとUFCで主要世界タイトルを獲得した初めてのファイターとなった。だがこの王座の交代劇もホルムの熟練した技術と経験の賜物と言えよう。
レフリーのハーブ・ディーンによる指示の間にホルムから差し出された握手はラウジーに拒絶されたが、“ザ・プリーチャーズ・ドーター”の素早く巧みなフットワークは試合開始早々からその効果を発揮した。2分が経過したところでラウジーはついに距離を詰める事に成功し、ホルムを金網際に押し込みながらのクリンチに捉えたが、チャレンジャーはこれを振りほどき、オクタゴンの隅々まで利 ... Read the Full Article Here
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